（写真・記事元：THE GLADIATORES ALFONSO LIZÁRRAGA）
３月３日水曜日アレナ・サン・フアン・パンティトランで開催されたCARALUCHA興行のメインで、L.A.Park親子と、ダガ・ブラックタウロ組によるタッグマッチが行われた。L.A.Park親子が入場すると、ダガとブラックタウロは観客席で急襲を仕掛け、ダガはmedio cangrejoでL.A.Parkからギブアップを奪うと、ブラックタウロは強烈なタックルからのピンフォールでイホ・デ・L.A.Parkを下した。
二本目に入ると、親子の反撃が始まった。プラスチック製のテーブル目がけての、息子のパワーボムがブラックタウロに炸裂すると、父親のL.A.Parkは、イスとコーナーポストを使ってダガを苦しめた。
試合はイーブンとなり三本目にもつれ込むと、ダガとブラックタウロの拷問技の応酬が始まった。お互いの集中力が切れてくると、ダガがL.A.Parkからピンフォールを奪おうとしていたが、L.A.Parkがローブローを繰り出してくることを予想していたため、レフェリーに忠告しようとしていた。ところが、その隙をL.A.Parkにつかれローブローを食らったダガは反撃できず、そのままピンフォール負けを喫した。
（写真・記事元：THE GLADIATORES ALFONSO LIZÁRRAGA）
３月１日水曜日今回で第５７回を迎えたFILL杯が行われ、GYM FILLとGYM Deportivo Miguel Hidalgo（以下DMH）が戦った。両チームによる総力戦は良試合となった。拷問技、空中技で魅せる選手たちに会場の熱も上がった。最後はGYM FILLのブラックドラゴンと、DMHのトロンバが一騎打ちの形で戦い、みちのくドライバーでブラックドら権が試合を制した。
セミのタッグマッチでは、タートルズのマイク、レオ、タイガー、カノン組が、エテルノ、ボルティセ、ブルーモンスター、ピクド・ジュニア組を制した。ヌエボ・ラレド出身のタイガーが、IWRGのホープ、エテルノ相手に関節技・拷問技で観客を魅了した。
（写真・記事元：THE GLADIATORES DIEGO MEJÍA EGUILUZ）
１９９２年から続くIWRGハイパワー杯は、タッグマッチ形式のトーナメントからシングルマッチに切り替わった経緯があるが、２０１７年は若手勢とベテラン勢による伝統的なエリミネーションマッチ形式で行われた。
ベテラン勢として出場したのは、ソラル、パンテラ、ピラタモルガン、ビジャノⅣ、そしてネグロナバロ。対する若手勢は、トラウマⅠ、ダニー・カサス、インポシブレ、エレクトロ、マスカラ・アニョ・２０００・ジュニアと、現在のIWRGで勢いのある選手が揃った。
威厳あるハイパワー杯の元、若手勢のペースに巻き込まれてはならないと、経験豊富なソラルとインポシブレの１対１による関節技の応酬によって試合は始まった。試合に火が着いたのは、ダニー・カサスの順番になり、ビジャノⅣを試そうとした時だった。ダニー・カサスは、ビジャノⅣの特徴的な、ピンクパンサーのマスクを破壊しようとすると、試合はさらにヒートアップ。そして、トラウマⅠとネグロナバロによる親子同士の戦いに発展。
試合はエレクトロとパンテラの一騎打ちになったが、控室から登場したヒップホップマンのビールによる目つぶし攻撃がエレクトロにヒット。その隙を逃さなかったパンテラがボディプレスで畳みかけ、ピンフォールを奪った。こうしてベテラン勢がハイパワー杯を獲得したが、その間、ヒップホップマンはエレクトロとのシングルマッチを宣言した。
¡ MANO A MANO DE COLOSOS !
RUSH®
vs
ÚLTIMO GUERRERO
¡ ESPECTACULAR SEMIFINAL !
CARÍSTICO, ATLANTIS Y DRAGON LEE
vs
MEPHISTO, LUCIFERNO Y EPHESTO
EVENTO ESPECIAL
ÁNGEL DE ORO, TITÁN Y STUKA
vs
DRAGÓN ROJO, PÓLVORA Y BOBBY VILLA
TERCERA LUCHA
SOBERANO, STIGMA Y STAR JR.
vs
VIRUS, SANGRE AZTECA Y CANELO CASAS
SEGUNDA LUCHA
BLACK TIGER Y ESPIRÍTU MALIGNO
vs
POLICE MAN Y EL HIJO DEL SIGNO
PRIMERA LUCHA
HIJO DE CENTELLA ROJA Y VEGA
vs
EL MALAYO Y GUERRERO ESPACIAL
メインはインゴベルナブレスのルーシュと、ゲレロスラグネロスのウルティモゲレロがシングルマッチで激突。抗争がますます激化する両者からは目が離せない。ミッドカードは、ファンタスティカマニアで多くの日本人ファンを獲得したソベラノが登場。スティグマ、スター・ジュニアとタッグを組んで、ヴィルス、サングレアステカ、カネロ・カサスと対戦。
火曜日アレナ・メヒコ興行のメインを飾るのは、子供たちのヒーローことアトランティス。ドラゴンリー、レイ・コメタと強力なタッグを組んで、ベテランルードのネグロ・カサス、レイ・ブカネロ、そして若手実力派のカベルナリオと対戦。ミッドカードでは若手テクニコのペガッソと、ルチャリブレマスターのヴィルスが、シングルマッチで激突。
メインでは新旧ミスティコが、バリエンテとタッグを組んで登場。ロス・イホス・デル・インフィエルノのメフィスト、ルシフェルノ、エフェストとタッグマッチで対決。３試合目はCMLL女子王者タイトル戦。現王者のダリスに、前王者のマルセラが再挑戦。強敵を前にダリスは防衛成功なるか。
先週のコリセオ興行のリベンジマッチが早くも金曜日に行われる模様。カリスティコ、マキシモ、ディアマンテアスルが、インゴベルナブレスのルーシュ、マスカラ、ピエロスと激突。２試合目では、グアダラハラで活躍中の新生ダイナマイト兄弟が登場。ゲレロ・マヤ、エスフィンヘ、ドローンと対戦。
メインはメキシコトリオ王者タイトル戦。現王者のロス・イホス・デル・インフィエルノにパンテルファミリーが挑戦。セミはボラドール・ジュニア、マキシモ、アンヘル・デ・オロが、二エブラ、サム・アドニス、テリブレと戦うタッグマッチ。
注意書きがあって、命令に従わない者、または、物を投げたりする者は、問答無用で警察に突き出しますって書いてあるんですが・・・。
日曜日アレナ・メヒコのメインにはカリスティコが登場。マルコ、ドラゴンリーとタッグを組んで、ウルティモゲレロ、クラネオ、ニエブラロハ組と対決。ミッドカードは女子ルチャ。エストレジータ、スヘイ、ハロチータが、セウシス、アマポーラ、メタリカと激突。
メインはグアダラハラトリオ王者タイトル戦。現王者は新世代ダイナマイト兄弟のサンソン、クアトレロ、フォラステロ。挑戦するのはオマール・ブルネッティ、スターブラック、エクスプロシボ。セミのタッグマッチには、トリトンが登場。エスフィンヘ、スモーカーとタッグを組んで、ディフント、エスペクトラム、マレフィコと対戦。
サイコクラウン・テハノジュニア組がドクトルバグネルジュニア・パガノ組とタッグマッチで激突。サイコ・クラウンとドクトル・バグネル・ジュニアはコントラマッチでの試合が既に決定しており、このタッグマッチは重要な試合になりそう。セミでは故モチョ・コタの息子であるモチョ・コタ・ジュニアが登場。ハードコアルチャのジョー・リデルとタッグを組んで、アンヘリコ、オーストラリアンスイサイドがタッグマッチで対決。
AAAが協力するインディープロモーターJunior'sの興行がサンルイスポトシのモヌメンタル・エル・パセオで開催。２年前にリング禍で亡くなったイホ・デ・ペロ・アグアヨを偲ぶ特別興行ということで、イホ・デル・ペロ・アグアヨ杯では、パルカ、パガノ、サイコ・クラウン、チェスマン、テハノ・ジュニア、アベルノ、イホ・デル・ファンタスマ、モンスター・クラウン、アヤコ・ハマダ、マーダークラウン、ジョーリデルが対決。
メインはパルカ、チェスマン、メシアスのチェーンデスマッチ。重量級同士の対決ということで、迫力のある試合になるのは間違いなし。セミにはアエロスターが登場。アトミックボーイ、ニニョ・アンブルゲサとタッグを組んで、ダーク・クエルボ、ディジー、ダーク・エスコリアと対決。２試合目にはファビー・アパッチェ、ランスロット対レディ・シャニ、ソウル・ロッカー。
AAAの一大イベントREY DE REYES２０１７がヌエボ・レオンのモンテレイで開催。メインはREY DE REYES２０１７を決める決勝戦。イホ・デル・ファンタスマ、テハノ・ジュニア、ジョニー・ムンドがトリプルスレットマッチで対決。セミはサイコ・クラウン、ドクトル・バグネル・ジュニア対マーダー・クラウン、モンスター・クラウンのタッグマッチ。場外であろうともカウントを取るという特殊なルールで行われる模様。
アエロスターとスペルフライによるマスカラ・コントラ・カベジェラ、また、REINA DE REINASのタイトル戦もあり、非常に見応えのある興行となっている。
３月１１日土曜日ヒムナシオ・サン・フアン・デ・ラ・バレラで、インディープロモーターのBARACAL LUCHA LIBREが、ピエロスを讃える特別興行を開催。メインは、アレナ・メヒコで流血マッチを行い出入り禁止となったL.A.Parkと、インゴベルナブレスで活躍中のルーシュがシングルマッチで激突。CMLLの外の試合ということで、さらに激しい試合になりそう。
他にもインディーで活躍中のルチャドールが多数登場。２試合目のトラウマⅠとタッグを組んでいる、当日発表ルチャドールが個人的にはきなるところ。また、セミではドラゴンリーが、ピエロスとタッグを組んで、シルバーキング、ミステル・エレクトロと対戦。インディー興行だからこそ実現されたタッグマッチに注目。
