ルチャリブレ馬鹿は今日もプロテインです

ルチャリブレ、プロレスのスペイン語記事を日本語訳して紹介します。

オメナヘ・ア・ドス・レジェンダス興業結果レポート

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(写真・記事元:solowrestling.com Walter Rosales)

 2017年3月17日金曜日アレナ・メヒコにて、CMLLがサルバドール・ルテロス、そしてビジャノⅢの功績を称えるオメナヘ・ア・ドス・レジェンダス興業を開催し、そのメインでは、ピエロスとディアマンテアスルが満員の会場でコントラマッチを繰り広げた。

 1試合目のエストレジータ、マルセラ、スヘイ対セウシス、アマポーラ、ティファニーの試合では、不幸なことにエストレジータがトップロープから場外へ落下する事故が発生。試合はルーダの反則負けとなったが、幸先の悪いスタートなってしまった。

 2試合目のドラゴン・リー、エストゥーカ・ジュニア、ティタン対エウフォリアのタッグマッチでは、ドラゴンリーとニエブラロハが観客の期待通りの動きを見せ、華麗な場外への空中技を繰り広げた。試合はテクニコ側の勝利となった。

 アトランティス、カリスティコ、マルコ対ルーシュ、マスカラ、クラネオの試合では、クラネオが予想外のインゴベルナブレスのふたりとの連携で活躍。試合はルード側の勝利。

 ウルティモゲレロとマットターバンのによるNWAミドル級タイトル戦では、観客の声援を受けたウルティモゲレロが有利だった。試合は、ダイナミックな展開で観客は大興奮。ターバンは王者を脅かす存在となったが、第二ロープからのパワーボムから、ゲレロエスペシアルを決めたウルティモゲレロが防衛に成功した。

 セミのCMLLトリオ王者タイトル戦では、緊急手術を受けることとなったエフェストの代わりにエチセロが急きょ参戦。挑戦者のメフィストルシフェルノは作戦変更を余儀なくされたが、試合の質が下がることはなく、絶妙なコンビネーションを見せた。3本目ではボラドール・ジュニアとエチセロがリングから去ると、ミスティコとバリエンテが、華麗なシューティングスタープレス、バリエンテバスターで、ルシフェルノとメフィストを破り、タイトルの防衛に成功した。

 メインのマスカラ戦では、ディアマンテアスルとピエロスが激突。この試合を待っていたと言わんばかりに、会場の熱気も最高潮へと達した。1本目を速攻で奪ったピエロスだったが、続く2本目ではディアマンテアスルのマスクを奪い、反則を取られ試合はイーブンに。3本目は、セコンドのマキシモ、そしてルーシュの介入、さらにはマスカラ、マルコ・コルレオーネまで登場。その後、テリブレが登場し、インゴベルナブレスを攻撃した。レフェリーによって彼らが他場処分となった数秒後、ディアマンテアスルのジャーマンスープレックスが決まり、ピエロスを破った。マスクを取ったピエロスは、ルチャリブレ歴26年のアルトゥロ・ムニョス、47歳と名乗ったのち、彼が会場を後にするまで、ディアマンテアスルを攻撃し続けた。

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ジャック・スワガーがWWEを退団

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(写真:WWE.com 記事元:Mr. Lucha)

 数日前、簡潔で無味乾燥な文面で、WWEが元世界王者のジャック・すわがーの退団を発表した。情報によれば、ジャック・スワガーが退団を申し出たとのことだ。

 ジャック・スワガーは数週間前に発信したポッドキャストにて、WWEでは自分に主役に必要な素質がないということへのフラストレーションを告白し、WWEへ退団を申し出たとのこと。

 以前にも報道した通り、ティニエブラスや、アルベルト・エル・パトロンが参加するFULLへの参加が決定している。

 2006年に入団してから役11年をWWEで過ごしたジャック・スワガーは、アマチュア時代にスカウトされた。2008年ECWタイトルを獲得すると、スターへの道を歩み始める。マネー・イン・ザ・バンクで勝利し、それから2010年ヘビー級タイトルを獲得した。

 2013年に反移民者のキャラクターで登場し、レッスルマニア29にて、アルベルト・デル・リオの持つタイトルに挑戦。そのレッスルマニアの数週間前にはマリファナ所持で逮捕されており、それから彼のキャリアが凋落した。

www.mrlucha.com

FREEDOMSから正岡大介と佐々木貴が緊急来墨!

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 ハードコアルチャでお馴染みの団体DTUが3月24日金曜日イダルゴ州パチューカのアレナ・アフィシオンで開催する興行に、FREEDOMSの正岡大介と、選手であり代表取締役佐々木貴が参戦。正岡はDTUの誇るシクロペとシングルマッチで激突。一方、社長の佐々木はDTUのオベットとタッグを組んで、DTU王者のミエド・エクストレモ、そして、日本でもお馴染みのビオレント・ジャック組と対戦。好カードにも関わらず、メキシコシティ開催ではないというところが残念だが、非情に気になる興行だ。

デモニオインフェルナルがパンテラⅠに勝利

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(写真・記事元:THE GLADIATORES ALFONSO LIZÁRRAGA)

 水曜日ナウカルパンで開催される伝統的なIWRG興行、デモニオインフェルナル、レランパゴ、カラウィが、エンペラドール・アステカ、フリーランスパンテラⅠとタッグマッチで激突した。インポシブレとの激しい抗争が続くレランパゴはこの夜、エンペラドール・アステカと対決し、デモニオインフェルナルは、パンテラⅠと、そして、体格に大きな差があるにも関わらず、フリーランスは、フランス出身のカラウィと対峙した。

 試合開始早々、ルード側は複数で一人を攻撃する戦法を取り、驚いたテクニコ側はほとんど反撃できず、一本目はルードの勝利。二本目では、フリーランスパンテラⅠが反撃のきっかけを作り、試合を振り出しに戻すと、三本目では、両タッグによる拷問技の応酬、そして場外への空中技が繰り広げられた。どちらが勝つのか誰も予想できないまま、最後は、機会をうかがっていたデモニオインフェルナルが、経験豊富なパンテラⅠに変形ドライバーを決めると、そのままピンフォールを奪いチームを勝利に導いた。

 試合後、デモニオインフェルナルは、パンテラⅠの持つIWRGライト級タイトルマッチへの挑戦を宣言した。

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シルバーキングがナウカルパンで大暴れ

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(写真・記事元:THE GLADIATORES DIEGO MEJÍA EGUILUZ)

 シルバーキングは、どんな会場の観客でさえも熱狂させる、嵐を告げる一羽の鳥である。そして、彼が登場したのは伝統的なアレナ・ナウカルパンであり、今回もその例外ではなかった。エロデス・ジュニア、トラウマⅠとタッグを組んだサイモン・ブランコの息子は、エレクトロ、インポシブレ、ティグレ・デル・リングとリング上で対峙した。

 シルバーキングは複数で相手一人を徹底的にたたく戦法で、反撃の機会をテクニコ側に与えなかった。エロです・ジュニアの膝蹴りを喉の付近に受けたインポシブレが担架で運ばれると、試合は一気にルード側に優勢となり、トラウマⅠのクルセタがティグレ・デル・リングに決まると一本目はルードの勝利となった。

 このままルード側が2本連取で、試合は一気に決まるかと思われたが、控室からイホ・デ・マスカラ・アニョ2000が助っ人としてテクニコ側に付くと、リズムを崩されたルード側は反撃できず、2本目はテクニコ側の勝利となった。勝敗を決める3本目では、エレクトロがシルバーキングを関節技でギブアップを誘ったが、シルバーキングは決して白旗を振らなかった。マスカラ・アニョ・2000ジュニアがピンフォールを狙いに行ったが、控室から現れたシルバーキング・ジュニアが椅子を持ってリングに上ると、マスカラを襲撃、試合はルード側の反則負けとなった。

 試合後、試合に勝利したとは納得がいかないマスカラは、シルバーキングにシングルマッチでの再戦を宣言した。

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ジュニア世代の反乱!?

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 3月19日日曜日アレナ・ナウカルパンで開催されるIWRG定期興業の全カードが発表。メインはジュニア世代の反乱ということで、総勢10名のジュニア世代選手がエリミネーションマッチ形式で対戦。最後に勝ち残った選手が、エロデス・ジュニアの持つJUNIOR DE JUNIORSタイトルへの挑戦権を得るとのこと。イホ・デ・ドスカラスが登場しないのが謎なところ。セミのタッグマッチでは、オカマチームのディーバ・サルバヘ、デマシアド、ニグマが、モスコ・X-フライ、レランパゴ、カラウィと対戦。

今週のCMLL 3/20 ~ 3/26

3月20日月曜日 アレナ・プエブラ(ストリーミング配信あり)

LUCHA ESTELAR
POR EL CAMPEONATO MUNDIAL DE PESO WELTER
VERSIÓN CMLL

MEPHISTO®
(CAMPEÓN)
vs
(RETADOR)
CARÍSTICO

¡ LUCHA SEMIFINAL EN RELEVOS INCREÍBLES !

MR. NIEBLA®, DIAMANTE AZUL Y EL TERRIBLE
vs
RUSH®, LA MÁSCARA Y PIERROTH

EVENTO ESPECIAL

REY COMETA, STIGMA Y LESTAT
vs
KRÁNEO, MORPHOSIS Y LUCIFERNO

MATCH RELÁMPAGO

PRINCESA SUGEHIT
vs
ZEUXIS

SEGUNDA LUCHA

ESPIRÍTU MALIGNO, REY SAMURAY Y ZAETA ROJA
vs
POLICE MAN, RAZIEL Y CANCERBERO

PRIMERA LUCHA

MEYER, PARIS Y VEGA
vs
REY APOCALIPSIS, KING JAGUAR Y TORO BILL JR.

 メインはCMLLウェルター級タイトル戦。現王者のメフィストにカリスティコが再挑戦。2016年にマスカラドラダを破って王者となって以来、全4回の防衛戦に成功しているメフィスト。4回目の挑戦者のカリスティコが再挑戦ということで、カリスティコもメフィストを十分に研究しているはず。注目の試合になるのは間違いない。

3月21日火曜日 アレナ・メヒコ(ストリーミング配信あり)

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 ミッドカードのゲレロ・マヤとヴィルスのシングルマッチは注目の試合。ミッドカードクラスから未だに抜けることができないゲレロマヤが、ルチャリブレの師匠であるヴィルスと対決する。3試合目のタッグマッチは、パンテル、トリトン、ドローンが、サンソン、クアトレロ、フォラステロのダイナマイト兄弟と対決。

3月21日火曜日 アレナ・グアダラハラ

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 メインはディアマンテアスル、マット・ターバン、ボラドール・ジュニア対インゴベルナブレスのタッグマッチ。マスカラ戦を制したディアマンテアスルだが、復讐に燃えるピエロスがどのように仕掛けてくるのか予想不能。セミはNWAライトヘビー級タイトル戦。現王者のエチセロにとっては、これが初の防衛戦となる。挑戦者はベテランの人間ミサイルことエストゥーカ。

3月24日金曜日 アレナ・メヒコ(ストリーミング配信あり)

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 ミッドカードの電光石火マッチでは、若手実力派テクニコのドラゴンリーが、中堅ルードのニエブラロハとシングルマッチで激突。同じく若手実力派ルードのカベルナリオは、ペステネグラとしてセミに登場。ネグロ・カサス、フェリーノのベテランとタッグを組んで、ミスティコアンヘル・デ・オロ、バリエンテと対戦。

3月25日土曜日 アレナ・コリセオ

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 注目のカードはセミのCMLLミドル級タイトル戦。アンヘル・デ・オロが現王者のドラゴンロホに挑戦。アンヘル・デ・オロはこれが4回目のベルトへの挑戦となる。現王者のドラゴンロホは2011年11月18日アレナ・メヒコ興行で、獣神サンダーライガーを破って王者の座についてから今日に至るまでベルトを守っており、アンヘル・デ・オロにとっては強敵である。

3月26日日曜日 アレナ・メヒコ

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 メインはルーシュ、ミスティコ、マット・ターバン対ニエブラ、テリブレ、レイ・ブカネロのタッグマッチ。ニエブラが日曜日アレナ・メヒコに登場するのは久しぶり。セミにはマスカラ・アニョ・2000が登場。若手外国人ルードのサム・アドニス、バンジェリスとタッグを組んで、ブルーパンテル、アンヘル・デ・オロ、バリエンテと激突。オメナヘ・ア・ドス・レジェンダス興業でケガをしたエストレジータが2試合目に登場とあるが、変更の可能性あり。

3月26日日曜日 アレナ・グアダラハラ

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 メインはバケロ・ジュニア、フラッシュⅡ、ディビノ対エクステルミナドール、ピットブルⅠ、マレフィコのタッグマッチ。ミッドカードではディフントとミステル・トゥルエノのシングルマッチが行われる。