ルチャリブレ馬鹿は今日もプロテインです

ルチャリブレ、プロレスのスペイン語記事を日本語訳して紹介します。

エンペラドール・アステカがIWRGウェルター級タイトル防衛に成功

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(写真・記事元:thegladiatores.com Alfonso Lizárraga)

 INDY NATIONが8月9日水曜日アレナ・ナウカルパンに、二つの重要な約束を守るために戻ってきた。一つは、前回のFILL杯にてGYM FILLに勝利した際に、ハイパワー杯での再戦を宣言したこと、そしてもう一つは、INDY NATIONのアレスが、GYM FILLのエンペラドール・アステカが持つIWRGウェルター級タイトルに挑戦するためだ。

 メインイベントのタイトル戦が始まると、両者はジャベの応酬を繰り広げ、後半では華麗な空中技は、激しい拷問技試合を盛り上げた。ところが、試合は公平だったとは言えなかった。というのも、アレスのセコンドについたグレン・カラベラが介入を続けたからである。エンペラドール・アステカのセコンドのダイナミックブラックが、これに腹を立てグレン・カラベラの介入を阻止しようとしたが、不運なことにレフェリーのレジェス・ロサスから退場処分を受けてしまった。

 アレスはサソリ固めを含めた関節技で、王者からギブアップを奪おうとしたが、これは決め手にならず、逆にエンペラドール・アステカのデビルウィング、そしてトップロープからのみちのくドライバーの前にマット沈み、タイトル奪取は失敗してしまった。

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管理人感想

 両者ともメジャーな選手ではないが、実力派同士の試合ということで緩急のついた良い試合だったと思う。

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ブラックウォリアー親子がピラタ親子を粉砕!

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(写真・記事元:thegladiatores.com Alfonso Lizárraga)

 8月6日日曜日アレナ・ナウカルパンで開催されたIWRG定期興業のメインイベントで、ブラックウォリアーと、その息子であるブラックウォリアージュニアが、ピラタ・モルガン、イホ・デ・ピラタ・モルガンと対戦した。ピラタ親子といえば数週間前の興行にて、ロス・オフィシアレスとのカベジェラ戦に勝利したのが記憶に新しいが、どうやらそのようなことはブラックウォリアー親子には全く関係のないことだった。

 終盤、イホ・デル・ピラタ・モルガンがレフェリーの隙を見計らってブラックウォリアー・ジュニアのマスクをはぎ取り、ピンフォールを奪った。直後、ブラックウォリアー・ジュニアがリングインすると関節技でギブアップを奪い、試合はイーブンに。ピラタ・モルガンとの一騎打ちでは、レフェリーが場外に気を取られている間にローブローをお見舞いし、そのまま丸め込んでピンフォールを奪ったブラックウォリアー親子の勝利となった。

管理人感想

 デビューしたばかりのブラックウォリアー・ジュニアだが、まだまだといった感じ。ただ、若い選手なのでこれから伸びしろはありそうだ。

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メルツァー「ミル・マスカラスはアルベルトよりもさらに上のスーパースターだった。」

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(画像:impactoestelar.com 記事元:superluchas.com)

 ここ数か月、アルベルト・エル・パトロンことホセ・アルベルト・ロドリゲスの暴走が止まらない。かつてのキャラクターは勿論だが、ファンも知らなかった一面も見せている。

 というのも、アルベルト・エル・パトロンのキャラクターは、ギミックではなく、素の顔なのだという。

 叔父にあたるミル・マスカラスは、世界レベルで有名なキャラクターに実力で上り詰め、その間、アルベルトはミル・マスカラスの甥としてWWEにデビューしたが、その、ミル・マスカラスに対する「俺は、ミル・マスカラスさえできなかったことを成し遂げた」といった発言があったばかりだ。

 レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーが次のように書いている。

 「先週、アルベルトとミル・マスカラスの間に何かが起こったのは明らかだ。かつて、アルベルトが叔父のミル・マスカラスの悪口を言っているのを聞いたことがない。さらに、ミル・マスカラスが人生のすべてをルチャリブレに捧げたのに対し、アルベルトは若くして引退したいと考えているのだ。しかし、Más Luchaがモンテレイで行ったインタビューに対し、ミル・マスカラスは40か国以上で試合をしたと言っているが、実際は10か国だとコメントし、自分はもっと多くの国で試合をしたと発言。また、ミル・マスカラスは1975年に獲得したIWA王者タイトルを決して奪われなかったと言っているが、90年代は防衛戦すらなかったと発言した。」

 「また、アルベルトはミル・マスカラスよりも有名であるとわからせたいようだ。WWEでの世界的な活躍は考慮すべきだが、それを言うべきではなかった。」

 「さらに、ミル・マスカラスが有名だった場所は、アルベルトの現在のレベルとは別のレベルの場所であった、とも発言。アルベルトのこの発言は、最大級の批判を受けるものである。何故なら、ミル・マスカラスはメキシコでも日本でも最も偉大なスター選手だからだ。」

 「ミル・マスカラスは、恐らく、ルチャリブレの歴史上、3番目、もしくは、4番目に偉大なルチャドールであり、日本で最も有名なメキシコ人ルチャドールなのは確かだ。」

 興味深いことに、アルベルトがドスカラス・ジュニアとして、2000年のVerano de Escándaloにデビューした際、半分がドスカラスで、もう半分がミル・マスカラスのマスクを使用したが、ミル・マスカラスがアルベルトを叱り、再び使用することを禁じたという。

superluchas.com

今週のCMLL 8/7 ~ 8/13

8月7日月曜日 アレナ・プエブラ

¡ INTERNACIONAL COMBATE ESTELAR EN RELEVOS INCREÍBLES !

CARÍSTICO, MARCO CORLEONE Y MÍSTICO
vs
ÚLTIMO GUERRERO, DIAMANTE AZUL Y NEGRO CASAS

LUCHA SEMIFINAL
POR EL CAMPEONATO MUNDIAL DE PESO WELTER
VERSIÓN CMLL

MEPHISTO®
(CAMPEÓN)
vs
(RETADOR)
STUKA JR.

EVENTO ESPECIAL

BLUE PANTHER JR., SOBERANO Y THE PANTHER
vs
KRÁNEO, MORPHOSIS Y EL OLÍMPICO

TERCERA LUCHA

PRINCESA SUGEHIT Y LA VAQUERITA
vs
ZEUXIS Y LA COMANDANTE

SEGUNDA LUCHA

ROBIN, LESTAT Y BLACK TIGER
vs
EL MALAYO, FUERZA CHICANA Y EL PERVERSO

PRIMERA LUCHA

CENTELLA ROJA E HIJO DE CENTELLA ROJA
vs
SOMBRA DIABOLIKA Y GUERRERO ESPACIAL

 注目の試合はCMLLウェルター級タイトル戦。現王者のメフィストに、エストゥーカ・ジュニアが挑戦。3試合目では、スヘイ、バケリータが、セウシス、コマンダンテと対戦。メインイベントでは、ディアマンテアスルが、ウルティモゲレロ、ネグロカサスとタッグを組んで、カリスティコ、マルコ・コルレオーネ、ミスティコと対戦。

8月8日火曜日 アレナ・メヒコ

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 メインイベントではミスティコが登場。ルーシュ、バリエンテとタッグを組んで、ペステネグラのカベルナリオ、ネグロカサスと合流した、ゲレロスラグネロスのウルティモゲレロと対戦する。2試合目は女子ルチャ。マルセラ、サネリー、バケリータが、ティファニー、セドゥクトーラ、メタリカが激突。

8月8日火曜日 アレナ・グアダラハラ

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 火曜日グアダラハラのミッドカードでは、シルエタ、レディ・マラビジャ、エスカディが、ダリス、セウシス、アマポーラが対戦。セミのタッグマッチでは、ブルーパンテル、エストゥーカ、ジョニー・アイドルが、ロス・レボルシオナリスのポルボラ、ドラゴンロホと合流した、サム・アドニスと対戦する。

8月11日金曜日 アレナ・メヒコ

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 金曜日アレナ・メヒコ注目のカードは、セミのディアマンテアスルとルーシュのシングルマッチ。怪力ディアマンテアスルと、インゴベルナブレスの荒々しいファイトスタイルのルーシュが、どのような化学反応を見せるのかに注目。ミッドカードのタッグマッチでは、カリスティコ、ソベラノ、バリエンテが、ペステネグラのネグロカサス、カベルナリオに合流した、サム・アドニスと対戦。3試合目では、スヘイ、シルエタ、レディ・マラビジャが、ダリス、セウシス、アマポーラと激突する。

8月12日土曜日 アレナ・コリセオ

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 土曜日コリセオのメインにはカリスティコが登場。マルコ・コルレオーネ、ドラゴンリーとタッグを組んで、ミステル・ニエブラ、テリブレ、レイ・ブカネロと激突。セミのタッグマッチでは、エストゥーカ、レイ・コメタ、ジョニー・アイドルが、ロス・レボルシオナリオスのドラゴンロホ、ポルボラ、そして、バンジェリスと対戦。ミッドカードの電光石火マッチでは、ゲレロマヤとサグラドが対戦。

8月13日日曜日 アレナ・メヒコ

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 日曜日アレナ・メヒコの注目カードはミッドカードのCMLL REINAタイトル戦。あれ、このタイトルってケイラが持っていたんじゃなかったっけ?セミのタッグマッチでは、アンヘル・デ・オロ、ティタン、バリエンテが、エチセロ、そして、ダイナマイト兄弟のサンソン、クアトレロと対戦する。

8月13日日曜日 アレナ・グアダラハラ

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 メインイベントは、アレナ・メヒコでもお馴染みのエスフィンヘが登場。マグヌム、バケロ・ジュニアとタッグを組んで、マレフィコ、ラファガ、エクステルミナドールと対戦。ミッドカードのタッグマッチでは、メタトロン、マヒコが、レイ・トゥルエノ、ミステル・トゥルエノと激突する。

アレナ・ネサでバグネルとサイコが激突

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(写真・記事元:thegladiatores.com Alfonso Lizárraga)

 サンチェス・プロダクションがお馴染みのアレナ・ネサで開催したAAA興行において、ドクトル・バグネル・ジュニアとサイコ・クラウンが、トリプレマニアを前に、激闘を繰り広げた。両者がマスクを着用してアレナ・ネサに登場するのは、これが最後の試合となる。この日、バグネルはパガノとタッグを組み、サイコ・クラウンはラ・パルカとリングインした。

 試合は殴打攻撃、拷問技の応酬が観客席で繰り広げられ、流血試合となった。試合は三本目に入り、両タッグに疲れが見えたものの、試合の激しさは変わらなかった。サイコ・クラウンが場外へのトペスイシーダをパガノに決めたが、パルカとバグネルがリングに残ると、レフェリーが場外に気を取られている隙に、バグネルのローブローでパルカが戦闘不能になり、そのままピンフォールを奪って、試合はバグネル、パガノの勝利となった。

管理人感想

 トリプレマニアを前に対戦するバグネルとサイコ・クラウン。どちらがマスカラ戦で勝利するのか、全く予想できない。個人的にはこの二人のマスカラ戦よりも、AAAに電撃復帰したセクシースターと、そのREINA DE REINASの行方が気になるところ。

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サム・アドニスがブルーパンテルにカベジェラ戦で勝利

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(写真:cmll.com 記事元:solowrestling.com Walter Rosales)

 8月4日金曜日アレナ・メヒコで開催されたCMLL定期興業のメインイベントにて、両者のライバル関係に終止符が打たれた。サム・アドニスがブルーパンテルとのカベジェラ戦に勝利し、ブルーパンテルを丸坊主にした。

 数週間前から抗争が始まったサム・アドニスとブルーパンテルがリング上で対峙した。サム・アドニスは、観客からのこれまでにない野次を受けながら、ブルーパンテルをみちのくドライバーから、ブルーパンテルのパンツにしがみつき、そのままピンフォール勝ちを収めた。

 サム・アドニスはこれがキャリア初のコントラマッチの勝利となった。一方、ブルーパンテルは3戦連続のコントラマッチ敗北なってしまった。

管理人感想

 ブルーパンテルはCMLLの坊主要員なので、結果は予想できていた。個人的にはブルーパンテルとではなく、同時期にアレナ・メヒコにデビューしたジョニー・アイドルとのライバル関係に期待したい。

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ダイナミックドラゴンズがデビュー戦を勝利で飾る

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(写真・記事元:thegladiatores.com Alfonso Lizárraga)

 8月2日水曜日アレナ・ナウカルパンで開催されたIWRG定期興業のメインイベントにて、ドラゴンフライ、ブラックドラゴン、ダイナミックブラックによって新たに結成された、ロス・ダイナミックドラゴンズが、サン・バルトロに溺愛されたトリオの一組、ロス・マリアチスロコスのインポシブレ、ディアブロ・ジュニア、そして、イホ・デル・ディアブロと対戦した。

 ダイナミックドラゴンズは、序盤はロス・マリアチスロコスの卑劣な3対1の攻撃に苦しめられ一本目を落としたが、二本目をなんとか取り返すと試合は三本面にもつれ込み、ドラゴンフライとブラックドラゴンの同時トペスイシーダがインポシブレ、イホ・デル・ディアブロに決まると、勢いに乗ったダイナミックブラックがディアブロジュニアから勝利をもぎ取った。

 試合後、ダイナミックブラックは、ロス・マリアチスロコスの持つメキシコ州トリオマッチへの挑戦を宣言した。

管理人感想

 ロス・マリアチスロコス相手にデビュー戦を勝利で飾ったダイナミックドラゴンズの三人は、IWRG以外のリングでは、あまり姿を見ないが、これからますます成長していく選手なので、今後も活躍してもらいたい。

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