ルチャリブレ馬鹿は今日もプロテインです

ルチャリブレ、プロレスのスペイン語記事を日本語訳して紹介します。

カート・アングル「AEWは上手くやるだろうけどWWEじゃない」

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(写真元:wwe.com 記事元:solowrestling.com IVÁN BEAS)

 カード・アングルがFacebookにてファンから質問に答え、現在のプロレス界隈について話した。その中でカートはコーディとヤングバックス兄弟によって設立された新団体であるAEWについても言及し、WWEと比較した上で、全く異なると考えているようである。

 「AEWは上手くやるだろうけどWWEじゃない。WWEは怪物で、WWEとAEWが市場を支配しようと鎬を削るのを見るのは楽しいだろうね。過去にもそういう団体を見てきたけど、どこも成功しなかったね。」とカートは強調した。

 カートはその理由を、例を挙げて説明した。「わかりやすい例が、(WWEに合わせて)毎週月曜日に放送していたWCWだよ。それに、TNAもだけど比較はできないね。素晴らしい選手がいた黄金時代があって、ハードな競争相手だったよ。AEWも素晴らしい選手がいるけど、WWEは誰も捕まえることができないくらい世界的な団体だよ。

 カートはTNA成長期において重要な役割を担っていたが、『重大なミスとWWEの売上増が、それを上手く続けることをできなくした』としている。さらに、カートは、AEWには『一つの概念と、我々が現在見ているものとは異なった代案』があるという。

https://solowrestling.mundodeportivo.com/new/81188-kurt-angle-aew-lo-hara-muy-bien-pero-no-es-wwe

エルガンがImpact Wrestling世界王者に挑戦

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(画像元:Impact Wrestling 記事元:solowrestling.com ALEX MURILLO)

 Slammiversary XVIIへ向けてImpact Wrestlingが前放送回にて、同大会の対戦カードと選手らの名前を一部発表した。

 今回で17回目を迎える同大会にて、現世界王者タイトルを保持するブライアン・ケイジが、新日を退団し移籍したばかりのマイケル・エルガンの挑戦を受ける。

 前PPVイベントであるImpact Rebellionでデビューを果たしたマイケル・エルガンにとっては、初のタイトル戦となり、ブライアン・ケイジにとっては、またの防衛戦となる。ケイジは、このエルガンの襲撃で背中を負傷し、治療のために試合を欠場していた。

 また、同放送では、来週にもロブ・ヴァン・ダム同大会で対戦するライバルを指名すると発表。Slammiversary XVIIは7月7日日曜日ダラスで開催されることが決定しているものの、会場は未定だ。

Double or NothingのPPVは大きな売上を達成

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(画像元:AEW 記事元:SEBASTIÁN MARTÍNEZ)

 ネバダ州ラスベガスで開催されたAEW初のPPVイベントであるDouble or Nothing大会はここ数年間で最も期待されたイベントの一つであるが、テレビやインターネットにおけるPPVにおいても大成功を収めたようだ。

 最新情報によるとPPVの購入件数はテレビとインターネットを含めて98,000件を達成したという。両媒体の内訳はほぼ半々であったとのことだが、通常、インターネットのPPV購入率は全体の15から25%にとどまるのが普通であるというから、この結果は興味深いものと言える。

その売上はAll Inを越えた

 同大会の結果はAll In興行の結果の2倍とまではいかなかったが、それはAll InのPPV価格が、アメリカで最も高く設定されたことは気に留めておかなければならない。追加購入の確定不足により、数週間後に再び配信されることが普通なので、その記録はECWの99,000件を超えるはずである。これはWWE、もしくはWCWを除くプロモーターによるPPVイベント史上最高の記録であり、UFCの独占デジタル配信をも超えた。

 Wrestling Observerのデイブ・メルツァー氏は最新号にて、この記録は2004年のImpact Wrestlingによるチャック・リデル対ティト・オルティス戦、ハルク・ホーガン、リック・フレア、スティング、ジェフ・ハーディーやその他のスーパースターが同時に出演しても、半分に到達するかしないかという記録だという。

https://solowrestling.mundodeportivo.com/new/81154-aew-doble-or-nothing-logra-una-gran-cifra-en-ventas-de-ppv

コーディ、ダスティンがヤングバックス兄弟と対戦へ

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(画像元:All Elite Wrestling 記事元:solowrestling.com IVÁN BEAS)

 6月13日土曜日、フロリダ州ジャクソンビルで開催されるAEW Fight For The Fallen大会において、コーディ、ダスティン・ローデスが再びタッグを結成し、ヤングバックス兄弟と対戦することを発表した。

 Double or Nothing大会での試合終了後、ヤングバックス兄弟とのタッグマッチにおけるパートナーが未決定であったコーディが、ダスティンにタッグ再結成を頼んだことは記憶に新しい。

 Fight For The Fallenが第3回目の興行となるAEW。同大会の収益金の一部は銃規制活動を行う団体と、事件における被害者、そして遺族に寄付されるという。

 現在までに決定している同大会のカードは以下の通り。

コーディ、ダスティン・ローデス組対ヤングバックス兄弟

ケニー・オメガ対シマ

ブランディ・ローデス対アリー

https://solowrestling.mundodeportivo.com/new/81137-cody-y-dustin-rhodes-se-enfrentaran-a-the-young-bucks-en-aew-fight-for-the-fallen

MDA LUCHA LIBREがナウカルパンにやってくる!

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 6月2日日曜日のアレナ・ナウカルパンは、いつものIWRG定期興業ではなく、MDA LUCHA LIBREとの共同興行が開催。そのメインイベントでは、カリスティコ、イホ・デル・ファンタスマ、インポシブレ組が、マスカラ、トラウマ兄弟組と激突。ファンタスマとマスカラと言えば、CMLL出身でありAAAを退団したばかりということで、どちらも今注目の選手。そんな両雄がカリスティコ、そしてインディーを代表する選手とタッグを組んで対戦するというわけで、面白い試合になるのは間違いない。

 残念ながら女子ルチャはないものの、IWRGでお馴染みの選手らが、デムス、ジャック・エバンス、セプティモドラゴン、アエロボーイ、シャーリー・ロックスターなど実力・人気とも十分な選手らとシングルマッチで対戦するなど、興味深いカードが複数あり。

 

第81回FILL大会はカニバルジュニアが丸坊主に

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(写真・記事元:thegladiatores.com ALFONSO LIZÁRRAGA)

 今回で第81回を迎えたFILL大会は、GYM ArgentinoとGYM FILLの選抜チームが、金網コントラマッチで激突。FILL選抜として選ばれたのは、ネサキッド、デスメタル、チェフベニート、ラティノ、ブラックドラゴン、アウステル、チカニート、そしてプーマ・デ・オロ。対するArtentino選抜として出場したのは、モスカ、ドラゴンフライ、マラド、カニバルジュニア、ゲレロオリンピコ、イストリコ、カバジェロ・デ・プラタ、そしてインペリアルジュニアだ。

 今回の試合はGYM FILLにとっては名誉挽回に絶好の試合だった。というのも、今までに何度も対戦してきたGYM FILLとGYM Argentinoではあるが、疑惑の判定で連敗を喫してきたからだ。

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 まずは10分間、狭いリング内で拷問技、応酬が繰り広げられる通常の試合を行い、その後に脱出がスタート。試合を盛り上げたのは選手だけでなく、監督であるヒップホップマンとボンベロインフェルナルも含めて、過激な言い合いから試合は激しさを増していき、選手らは脱出した後も場外で乱闘を繰り広げた。

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 試合終盤、リングに残っていたのはブラックドラゴンカニバルジュニア。まずは、ブラックドラゴンカニバルの体力を奪ってから脱出を試みるも、場外から金網を登ってきたマラドに妨害されてしまう。その間に回復したカニバルが脱出を始めるも、今度はFILLの監督であるボンベロインフェルナルが椅子攻撃でカニバルとマラドを攻撃。その後、再び脱出を試みるブラックドラゴンに、謎の白い粉攻撃でマラドが妨害。ところが、逆にブラックドラゴンに反撃され、マラドは目つぶしをうけてしまう。その間にブラックドラゴンは金網からの脱出に成功し、試合はカニバルジュニアが丸坊主、GYM FILLのリベンジ成功となった。

http://www.thegladiatores.com/canibal-jr-deja-su-cabellera-ante-black-dragon/

コーディがダスティンとの兄弟対決を制する

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(画像元:All Elite Wrestling 記事元:solowrestling.com GABRIEL VALLES)

 AEWが5月25日土曜日MGMグランドガーデンアリーナで開催したDouble or Nothing大会にて、コーディ・ローデスが異母兄であるダスティン・ローデスと対戦し勝利した。

 プロレス界で最も有名な兄弟の一組として、コーディとダスティンがシングルマッチで激突。試合は有料で放送された。AEWの代表でもあるコーディは妻のブランディ・ローデスをリングサイドに控え、兄との試合に勝利した。

 試合後、再びリングに上がったコーディはマイクを掴むと、次の大会であるFight for The Fallenにてヤングバックスと試合を行うが、パートナーが必要である、と話した。実際はパートナー、ましてや友人ではなく、兄弟が必要なのであった。両者はリング上で抱き合い、会場を感動させた。

 興味深かったシーンの一つは、妻と共に花道に現れたコーディが玉座スレッジハンマーで破壊したシーンだ。この玉座は、トリプルHが入場時によく使用していたものを連想させる。

 一方、ダスティン・ローデスWWE外で試合を行うのは数年ぶりとなった。ゴールダストとして活躍したダスティンは、4月にWWE退団を発表し、AEWに異母弟のコーディと対戦するために参戦。現在のところ、ダスティンがAEWに残留するのかどうかは不明だ。

https://solowrestling.mundodeportivo.com/new/81014-aew-double-or-nothing-cody-derrota-a-dustin-rhodes