定時で帰ることと企業の成長はつながっている

 僕は朝の8時に出勤して退社は夜の9時くらいがデフォルト。会社の定時は朝9時から夜7時までなので、一日平均3時間の残業をしていることになります。概ね、上司の僕に対する評価は、朝の9時に出勤する他の同僚に比べると良いほうです。

 僕の働いている会社の社長はもう70歳以上のおじいさんで、給料を手渡しするような昔気質の社長です。なので、長時間働くということを美徳として、定時で帰ることを悪い習慣として社員に教育をしているのですが、やはりこれって社員も企業も育たない悪い体質だな、と僕は思うのです。

 本当に優秀な社員というのは、その日一日の成果をしっかりと残しつつ定時で帰る社員だと思います。僕のような残業をしないとタスクが片付かないような社員は、本来ならさっさとクビにされるようでないと駄目です。必ずしも「長時間働く=成果が出る」とは限らないんですから。

 そうやって、社内で落ちこぼれがどんどん排除されていって、本当にやる気と能力がある社員が残っていくようでないと、会社の中にどんどん悪い膿が溜まっていって、結果的に成長できない企業になってしまうのではないでしょうか。

 僕の働いている会社は一昨年前から成長がストップしてしまいました。具体的にいうとセールスがガクッと落ちてしまい、そこからなかなか回復できずに足踏みしているという感じです。年に一度は行われていた慰安旅行はなくなり、年末のパーティーもなくなりました。普通の企業は半日で仕事を切り上げるか、もしくは休みになるような祭日でも構わず働くようになりました。それなのに、成長ゼロなんですから、これはもう大問題だと思います。

 社員一人ひとりの問題も勿論あると思うんですが、古い気質の社風を変えて、時代の変化に企業が対応していかないと、優秀な社員はより条件のいい仕事を求めて離れてしまうのではないかと、僕は一社員として危惧しております。

 ああ、僕も朝の9時に出勤して夜の7時に退社できるようになりたいです。