21日金曜日に行われたCMLLのイベント「HOMENAJE A DOS LEYENDAS」の結果が公式サイトにアップされていましたので、こちらでも軽くまとめておきたいと思います。
まず、皆さんに謝らないといけないことがあるんですが、TerraTVによる中継が行われませんでした。大イベントでしたし、当然と言えば当然のことだったのかもしれませんが、事前にそういう告知がなかったため、当ブログでもTerraTVをチェックしてください、なんて書いてしまいました。申し訳ありませんでした。
マルセラがダリスを下し賭け試合での連勝記録を伸ばす
結果は予想していた通りにマルセラ姐さんがダリスを下しました。やはりルチャドーラとしての経験の差が歴然としていましたからね。これで通算賭け試合数は8回になり、そのいずれにも勝利したことになります。ますます油の乗ったマルセラ姐さんにはこれからも注目していきたいと思います。
アトランティスとエウフォリアがマキシモ、レイ・エスコルピオン組を下す
ベテランのアトランティスと実力派ルードのエウフォリアがマキシモ、レイ・エスコルピオン組を破りました。エウフォリアはイマイチ地味なルチャドールなんですが、重要なカードで良い試合をしますからね。彼もそれほど若くはないのですが、これからルードのスーパースターとして活躍することは間違いないでしょう。
ショッカーついに陥落
イベント最大の試合と言っても過言ではなかったルーシュ対ショッカーのカベジェラ・コントラ・カベジェラが行われました。僕は職場の同僚と夕食をとっていたのですが、ツイッターで結果を常にチェックしていました。
結果はルーシュがショッカーを下し、今までショッカーが持っていた賭け試合における無敗記録をついにストップしました。今回のこの試合結果はルーシュがスーパースターのショッカーを破ったという単なる勝敗でなく、CMLLがいよいよルチャドール達の刷新・若返りを始めようとしている、ということでしょう。
CMLLには、数多くのルチャドールが所属していますが、その年齢層も幅広く、それこそ40、50歳を超えるルチャドール達がいまだにスーパースターとして活躍しています。
身体を鍛えまくっているというルチャドール達といえども、やはり年齢と共に身体能力は低下していきますから、いつまでもスーパースターとして活躍し続けるというのは難しいです。
今のWWEを見てもらえるとわかると思うのですが、古株のスーパースターがいつまでも活躍を続けるという状況は組織的にはマズイ状況です。何故なら若手がいつまでも若手のままで、若いスーパースターが登場しないことになってしまうからです。
若手のルーシュがベテランスーパースターであるショッカーを賭け試合で破るというのは、非常に象徴的な試合であったと思われます。
そういった点から見ると、今回のイベントはCMLLの今後を占う重要なイベントでした。日本のプロレスと同じく、ルチャ・リブレの人気も毎年下がっているのが現実です。エル・サントとブルー・デーモンが活躍していたころの人気を取り戻すのは難しいと思いますが、これからも世界最古のルチャ・リブレ団体として頑張ってほしいものです。