ルチャリブレ馬鹿は今日もプロテインです

ルチャリブレ、プロレスのスペイン語記事を日本語訳して紹介します。

ルチャ・レポート/2014年4月27日アレナ・メヒコ

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 27日日曜日はアレナ・メヒコの創立58周年記念と30日の子供の日を両方祝おうというなんともカオスな興行があったわけですが、かなりの盛り上がりを見せました。

 僕は開始30分くらい前に会場に到着したわけですが、なんか有名なバンドが来ていてコンサート状態。有名なラジオ番組とDJもいて、どうやら中継されていた*1模様です。ちなみに僕はこの日、前から2列目の席に座っていたので、インターネット中継ではちらほら映っていたかもしれません。

 それではルチャ・レポートです。

1RA LUCHA

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 テクニコはアストラル、エレクトリコとルードはペケニョ・ニトロとペケニョ・オリンピコ。やはり印象的だったのはこの写真のダブルトペですかね。1試合目でしたが良い試合でした。

2DA LUCHA FEMENINA

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 CMLLのリングに2人のルチャドーラが帰ってきました。テクニカのバケリータとルーダのコマンダンテです。

 この日はバケリータは何もできずに終わった*2という感じでしたが、彼女はセウシスと共に9代目のREINA世界タッグ王座のタイトル保持者だったんですね。実力はある選手なのは間違いないので、徐々に出番を増やしていただきたいところです。

3RA LUCHA 

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 こどもの日ということもあって、3試合目はコミカルさを前面に押し出した試合となりました。ルチャ・リブレというのはここまで面白くなるのか*3、と改めて知ることができました。

 ペスタ・ネグラのフェリーノに変わってカベルナリオが入りましたが、いやぁカベルナリオはいい働きをしますね。ネグロ・カサスとニエブラという大先輩を立てつつ、自分の番になるとしっかりと見せ場を作る。ブスカ・デ・ウン・イドロに参加している彼ですが、個人的には彼をイチオシしたいですね。

EL GRAN TORNEO DE REYES DEL AIRE 2014

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 テクニコ・ルードからそれぞれ6名のルチャドールが参加。ほとんどの選手が空中技をフィニッシャーに用いる選手でした。

 個人的にはレイ・コメタあたりがいい線いくんじゃないかと思ってたんですが、早々に退場・・・。蓋を開けてみればやっぱりな、という感じでエストゥーカが残りました。相手はメフィスト。壮絶な技の応酬の末、エストゥーカがパイルドライバー*4メフィストからピンフォールを奪い、2014年のレイ・デル・アイレに輝きました。

LUCHA FINAL

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 ファイナルはルードのように登場したソンブラが印象的でしたね。こどもの日でファンもたくさんいるというのに、コーナーポストに上がってポーズをとることも手を振ることすらしませんでした。

 ソンブラはパートナーのミスティコが場外へ逃げようとすると何度もリング上に戻したり、全く手を貸そうとせず、結局はそれが原因でルードに敗北。試合後のマイクパフォーマンスでエスコルピオンがルードに来いと誘いましたが、ソンブラはルーシュのような挨拶を観客にしたため、ルードが再びソンブラを攻撃。ミスティコアトランティスはもはや何も言わずにリングを去っていってしまいました。

 どうやらソンブラはミスティコがドラゴン・リーだった時からあっという間にCMLLの看板選手になったことをねたんでいる模様*5。今後、ミスティコとライバル関係になるのかどうかはいまだにはっきりしませんが、注目すべきポイントでしょう。

 初代ミスティコがボラドール・ジュニアとの抗争を繰り広げていたころを思い出した人も多かったかもしれません。

*1:ラジオ局が子供を対象にこの日の興行の無料チケットを配っていたとのこと。どうりで3階席まで人がたくさんいたわけだ。実際、何人くらいこの日は入ったんだろうか?

*2:この日はテクニカで出場したが、彼女はセウシスと共にルーダだった。日本でのREINA世界タッグ王座で怪我をした彼女は8ヶ月以上かけてリングに戻ってきたことになる。今後、セウシスとの関係はどうなるのか見物だ。

*3:ぶっちゃけドリフのコントくらい面白い。台本が決まっているわけではなく、リング上でシナリオを構築していく彼らの頭の良さは言わずもがな。

*4:エストゥーカがパイルドライバーをフィニッシャーで使うことは非常に稀。

*5:ソンブラの気持ちもわからないことはないがミスティコ自身もドラゴン・リーからミスティコのマスクと名前に変わった当初はいろいろと苦労した。初代ミスティコのライバルであるボラドール・ジュニアとシングルマッチを組んでふがいない結果しか残せなかったり・・・。そのボラドール・ジュニアはソンブラとのマスカラ・コントラ・マスカラでマスクを失ったが、その後、なぜかルードからテクニコに転身。そのおかげでボラドール・ジュニアとソンブラが抗争に発展することはその後なかったが、ソンブラの今後によってはその可能性も。