ルチャリブレ馬鹿は今日もプロテインです

ルチャリブレ、プロレスのスペイン語記事を日本語訳して紹介します。

有名選手が出るから良い試合になるとは限らないことがわかった 2016/3/20 MDA ELITE興行

f:id:naoki909:20160321223541j:plain

 3月20日日曜日なんですけど、月曜日が休みっていうこともあったんで、わざわざナウカルパンまで行ってきたんです。この日は、いつも日曜日のアレナ・メヒコで開催されていたELITE興行がなくて、アレナ・メヒコは普通のCMLLの定期興業が開催されていたわけなんですけど、ELITE興行がこの日だけはナウカルパンで開催されるということだったんです。まあ、おかげでチケットの値段が2倍以上ですよ!普段のIWRG定期興業だったら、チケットの値段は最前列でも150ペソくらいなんですけどね。写真を見てもらうとわかると思うんですけど、この日は350ペソです。IWRGを2回、最前列で見ることができる値段です。だったら普通にアレナ・メヒコに行ったほうが良かったんじゃねえか、ってことなんですけど。

 まあ、人が多かったですね。チケットは普段は3倍の値段ですけど、お客さんの数も普段の3倍くらいはあったと思います。どうしてって、あのナウカルパンが満員でしたからね。IWRG興行ではまず見られない光景でした。IWRGには申し訳ないんですけど、やっぱり有名な選手が来るかどうかで、客足ってこんなにも変わるものなんだなぁと。そりゃそうですよね。有名じゃない選手っていうのは、それだけ実力が未知数ってことか、もしくは全然ダメな選手ってことですからね。僕だって、そりゃ有名選手が出場する興行に足を運びたいですよ。

 それで、チケットが3倍の値段、観客も通常の3倍ということで、数字だけは赤い彗星みたいになってるわけなんですけど、興行もさぞかし良かったか、というと・・・正直なところう~ん・・・という感じでした。楽しめたかどうかと言われれば、楽しかったです。でも、350ペソ払って見る興行だったかどうかと言われると、そうですとは正直言えないです。登場した選手たちは有名どころが多かったんですけど、組み合わせが悪かったというか。後は、プロモーターと使用する会場、もしくは選手達との契約条件によるのかどうかはわからないんですけど、凶器攻撃、場外乱闘、流血がほとんどなかったんですよね。凶器攻撃と場外乱闘は多少はあったんですけど、流血は全くなかったです。じゃあ、なんのためにファミリア・デ・ティファナを呼んだんだよっていう。

 ポスターには写真まで載ってるミステル・アギラが登場しないで、ミッドカードのハロウィンの代わりにオリエンタルという微妙なルードが登場して、それでセミのアギラの代わりにハロウィンが登場して、ファミリア・デ・ティファナが登場したわけなんですけど、ハードコアルチャでお馴染みのニチョも普通のルチャリブレしかしませんでした。凶器攻撃はイスくらいでしたかね。勿論、流血も全くなし。僕は、それほどハードコアな試合や流血試合が見たいわけではないんですけど、ファミリア・デ・ティファナと言えばそういう試合を期待するのは自然だと思うんです。

 個人的に良かったのは2試合目の女子ルチャ。シカゴに遠征しているジュビアの代わりにマルセラが登場したのは嬉しい誤算でした。彼女が登場するだけで、どんなカードでも面白くなりますからね。彼女は間違いなく、現在のメキシコのルチャリブレで最高のルチャドーラの一人だと思います。一緒にタッグを組んだハロチータは、最初はセクシー担当かと思ったんですけど、デビューした当時に比べると大分動きも良くなってましたし、技の受け方も上手になってました。対戦相手のロシー・モレノは80年代から00年前半にかけて活躍した選手で、今はたまに試合に出るくらいなんですが、まだまだ衰え知らずといった感じ。ムニェカ・デ・プラタはポーキーの娘で、会場に登場したときはゴヤ・コングかと思ったくらい、体型が似ているんですけど、それでもその体を活かした技で会場を盛り上げてましたし、他のカードに比べると良かったと思います。

 僕も男なんで、やっぱり女子ルチャに登場する選手の体型は見ちゃうんですけど、ハロチータの衣装が下は黒いホットパンツみたいな感じだったんですけど、激しい動きでだんだんとパンツの裾が上がってきちゃって、下尻が露わになってきたときに指で直すのがねぇ・・・エロくてセクシーです。付き添いで会場にいた彼氏には申し訳ないんですけど、眼福です。後はマルセラのたくましい下半身も、筋トレをしている僕には堪らないんですよねぇ。スクワットなら60㎏以上持ち上げるんじゃないか、みたいな。もう、いい年の娘さんがいるおばさんなんですけど、パンツがちょっとずり下がったときに見えた青いTバックがねぇ、とてもセクシーでした。

 メインはもう、ミル・マスカラスとカネックが同じリングの上で対峙しているという場面を見れただけでお腹一杯という感じでした。カネックは全然ルチャドールとしての体型をしてますけど、ミル・マスカラスはさすがに74歳ですからね。カネックも64歳なんですけど、アンドレ・ザ・ジャイアントにボディスラムを決めたのは伊達じゃない体でした。マスカラドラダは場外への華麗なムーンサルトを魅せてくれましたし、カリスティコはマスカラにラ・ミスティカを見事に決めてました。マスカラのカンパナやネグロ・カサスのカシータが見られなかったのは少し残念でしたね。