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気になるメキシコのローカルニュース:鞄に入れられた2歳女児の遺体が発見される

 今までこういう記事は書いたことがなかったと思うんですけど、最近、割と身近で起きた事件で、何気なくテレビを点けると毎日報道されているようなニュースで、それで個人的に気になっているので、ここで取り上げようと思いました。結構、話題になってるのかなと思って、職場の同僚に聞いたら、意外と知らないみたいなんですけどね。

 僕の住んでいる家から、徒歩と公共交通機関を使って30分くらいのところ、車で移動すればたぶん、20分もかからないところなんですけど、ソナ・ロサという地区があるんです。お洒落な地区で、オフィスやら高そうなレストランが集まってる地区で、ゲイが集まる地区としても有名なんですけど。

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スポーツバッグが発見された場所

 その地区のベルリンという通りで、歩道にスポーツバッグが置いてあるのを、近くの住民が発見して、悪臭が酷いということで警察を呼んだらしいです。それで、バッグを開けてみたら2歳くらいの女の子の死体が入っていたというのが、事件の発端なんです。

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スポーツバッグの中で発見された女の子の顔の写真(実際に報道されたもの)

 メディアの報道によると通報があって、発見されたのは3月23日ということなんですけど、遺体はバッグに入れられてから3ヶ月くらい経っているらしくて、遺体の状態から分かったことは、直接の死因は頭部へ強い衝撃を受けたこと、食事は満足に与えられていなかったこと、性的暴行を受けた痕跡が残っている、とのことでした。

 ここからが、個人的に興味を持ったんですけど、もうこの事件が公に報道されて1ヶ月が経つというのに、未だにこの被害者の女の子が誰なのかがわかっていないんです。一般的に考えたら両親や、親族等が捜索願を捜査機関に届けたりしていると思うんですけど、そういった届出は全くないらしいんです。警察は、この女の子を殺害したのは両親、そうでなければ、恐らく女の子の両親も既に殺害されているだろう、だからこそ、誰からも届出がないのではないか、とコメントを出しています。

 メキシコシティ高等裁判所所長のエドガル・エリアス・アサルは、女の子にアンへラと洗礼名を与え、「事件が風化し、忘れ去られるのを防ぐために、彼女の体は、彼女を知る者が見つかるまで、科学捜査研究所に安置する」とコメント。女の子のDNA情報は解析され、写真と共に死体公示所、また各国の大使館にも送られるということから、メキシコ国外にも捜査の協力を求めているみたいです。

 メキシコに住み始めてから、近所で殺人事件や麻薬の売人の摘発等は何回か発生してるんですけど、こういう奇妙で悲惨な事件というのは初めてですね。なんかもう感覚がおかしくなってしまっている面はあるんですけど、こういう事件が身近で起こるということに対して、それじゃあ自分の身の安全はどうなのか、とか考えてしまいますよね。仕事で帰るのが遅いのが普通になってしまってるんですけど、こういう事件を聞いたりすると、やっぱりメキシコって怖いなって思うことはあります。少なくとも、福島県よりは危ないと思います。