(写真・記事元:Superluchas)
メキシコ現地時間10月7日の夜、メキシコの新聞記者であるデニス・マーカーが司会を務める、テレビサのニュース番組で、オリジナルのラ・パルカこと、L.A.Parkが数年前の誘拐事件で容疑で刑務所に入ったと報道された。
リポーターのマルコ・アントニオ・コローネル氏とビクトール・オルベラ氏によれば、90年代初めにAAAで活躍した、ラ・パルカが誘拐犯として逮捕され、現在は刑務所にいると報道。
しかしながら、この報道は、真偽をしっかりと確認しなかった、盛大な誤報であった。リポートではL.A.Parkことビクトール・フランコとして報道されたが、L.A.ParkはAAAとの商標登録による問題で、2003年に刊行された、ルチャリブレマガジン「Super luchas」の第8号にて、自身の本名がアドルフォ・タピアであることを公開していた。
もちろん、リポーターによってオリジナルのパルカとして報道され、インタビューを受けていた容疑者ことビクトール・フランコ氏も、現在のAAAに所属するラ・パルカではない。
ビクトール・フランコ・クルス容疑者は、2014年に窃盗と短時間誘拐の容疑者として逮捕されたが、当時はミステリオ・ベルデのニックネームを捜査チームから付けられていたが、グランミステリオとも呼ばれており、レイ・ミステリオ・シニアの親戚であると噂されていたが、これも事実ではない。当然ながら、アレナ・グアダラハラで活躍している現役のルチャドール、グラン・ミステリオでもないことを明記しておこう。
ビクトール・フランコ・クルス容疑者は、誤報ではあったが、結果的にパルカの正体であると報道され、さらにはミゼットのパルキータとしても報道された。
同容疑者は懲役34年の判決を受け、レクルソリオ・オリエンテに服役中。不正に殺人の容疑もかけられ、一時収監されていたペンタゴンシートと知り合い、刑務所の中で行われるルチャ・リブレ興行を考案した。