(写真・記事元:superluchas.com Ezequiel Bergonzi)
昨年のメイヤングクラシック大会と同じように、カイリ・セインがシャイナ・ベイズラーと再び顔を合わせたが、今年はNXT TakeOverブルックリン大会での顔合わせとなった。元総合格闘家のベイズラーは試合を優位に展開し防衛成功するかに見えたが、カイリは執念の気迫で、極限状態からの逆転に果たした。
試合はベイズラーが総合格闘家としての能力を活かして、「先手必勝」を裏付けした。カイリの沈黙は、ベイズラーからのありと足を狙ったありとあらゆる関節技に耐えながらも、体力を温存するための秘策だったのだ。
日本人は少しずつ自分のペースを取り戻しながら、流れを引き寄せようとしたが、一瞬の隙を突かれ、ベイズラーのKirifuda Clutchに捉われ、試合は決したかに見えた。ところが、カイリはなんとかロープまで逃げ切り何とか耐えることに成功する。
流れは日本人に変わり、圧倒的なエルボーでベイズラーを仕留めに掛かる。サソリ固めに持ち込もうとしたところで、再びベイズラーのKirifuda Clutchに捕まるものの、そのまま背面に倒れこんでベイズラーからピンフォールを奪い試合に勝利。見事に新王者となりベルトを獲得した。