時代の流れに取り残されつつあった僕だが3か月程前にいわゆるスマホを購入した。
本当はiTunesに保存されている音楽を持ち歩きたかったのでiPhoneを購入するつもりだったのだが、その本体価格に驚愕して、結局は妥協して知り合いから中古のNOKIA「N8」を安く譲り受けた。購入当初は活用の仕方もわからずに目覚まし機能しか使っていなかったわけではあるが、最近はパソコンを開かずにHotmailのチェックをしたり、ツイッターで知りたい情報をリアルタイムで手に入れることができたり、毎日の筋肉トレーニングをアプリで管理するようになった。
次第に使い方に慣れてくると満足する部分と同時に不満点も目立ち始めるわけで、今回はその不満点をノートしようと思う。
- 処理速度が遅い
スマホに処理速度を求める方が間違っているのかもしれないが、やはり遅い。特に目立つのは3つくらいのアプリケーションを同時に立ち上げるとタッチパネルのレスポンスが鈍くなったり、もしくは反応が全くなくなったりする。溜め撮りしていた写真をまとめてPCに転送しようとしても同様のことが起こる。
- アプリケーションの少なさと互換性
アンドロイドと比べて決定的な差がこのアプリケーションの少なさ。何故なのかは様々な理由があると思うが、アプリケーションの少なさに加えてその中身も非常に薄いアプリが多い。iPhone愛用者が自分の仕事のタスク管理や健康管理をアプリが行っている、というのはインターネットの至る所でみかけるようになったが、このNOKIA
のアプリ群はくだらないゲームやグラビア映像ばかり。どうしてこうなった…。
そして決定打は、そんなアプリ群から見つけた数少ないアプリが互換性が悪かったりする点だ。僕はポッドキャストで日本のラジオ番組を聴いているのだが、URLを登録して自動ダウンロードするアプリにはちゃんと再生機能も付いているにも関わらず正しく動作せずに、アプリが強制終了するのだ。しかも、正しく動作するファイルとしないファイルがあるのだがその区別が全くわからないので、僕は仕方なく別のプレイヤーに切り替えて聴いている。
- 電池がすぐに切れる
これは恐らくNOKIAだけではなくて現行の全てのスマホに言えることなのだと思うが、電池の消費スピードがとにかく速い。複数のアプリケーションを同時に立ち上げていると数時間で空っぽになるなんてこともざら。追い打ちをかけるのが、アプリ一覧画面を開かないとどのアプリケーションが起動しているのかわからない点で、こまめにチェックしていないと使い終わったはずのアプリが起動したままになっていて電池を消耗する原因になっていたりする。
スマホ利用者の割合はガラパゴス携帯利用者に比べるとまだまだ少ないようだが、こうした不満からスマホからガラパゴスに戻っているユーザーも少なからずいるのではないかと思う。僕のイメージだとスマホ=優秀なビジネスマンという感じなのだが、実際は僕のようにスマホ=携帯インターネット端末機としてしか使えていない情報弱者もかなりいるのではないだろうか。
スマホ自体は非常に優秀なツールなのかもしれないが結局は使う人次第であり、個人個人で不満点も当然ながら違うと思う。