今まで作品の名前は聞いたことがあったんですけど、見る機会がなかったマッドマックスシリーズの最新作、怒りのデス・ロードを鑑賞しました。最初に作品全体の感想を言うと、面白かったです。他の作品を見たことがないので、マッドマックスってこういう感じなのか、みたいな感じで鑑賞したんですけど。基本はアクション映画なんですけど、舞台が荒廃した世界ということで、僕はどうしてもゲームのフォールアウトシリーズを思い浮かべてしまったんですけどね。
両作品に言えることなんですけど、核戦争が起こって、世界がめちゃくちゃになった後の、生き残った人達の物語ということで、普通なら暗いイメージを思い浮かべると思うんですけど、とにかく生き残った人達が逞しいのなんの。
主人公のマックスはシリーズを通しての主人公なので、今まで作品をずっと見てきてた人にとってはどんな人物なのかわかると思うんですけど、登場する人たちの過去のようなものがほとんど描かれないなので、とにかく人の命が軽い感じはありますね。作品全体を通してみたらかなりの人物が死んでるんですけど、なんか、あんまり気にならないというか。ゲームのフォールアウトシリーズのレイダーみたいな。
核戦争の後ということで、文明が崩壊してありとあらゆる資源が大切に扱われるべきなんですけど、「そういう無駄遣いするんだ」みたいなシーンも結構ありました。でも、そういう細かい点を気にするような作品じゃなくて、とにかく始まりから終わりまで一気に見るというのがこの作品の楽しみ方なのではないですかね。まあ、おバカなシーンがとにかく多いので、作品を通して暗いイメージなんてものはなくて、むしろ、「核戦争があっても人間は滅びないな」と思ってしまうような映画でした。