(写真・記事元:THE GLADIATORES)
IWRGのリングに登場してからわずか一週間のレイ・ミステリオは、インポシブレの持つIWRGライトヘビー級タイトル戦への挑戦というチャンスに恵まれた。レイ・ミステリオファミリーとの抗争では、流血、マスクの損壊は当たり前であり、それは同時にインポシブレという名前が意味するところ、つまり、大事な一番で誰も勝つことが不可能(インポシブレ)なルチャドールであるということを、知らしめることになった。
試合はテクニコでありながら、レイ・ミステリオがタイトル戦のルールを無視したインポシブレへの不意打ちからスタート。インポシブレはリングに上ることすらできず、レイ・ミステリオのスパニッシュフライで、一本目は場外負けを喫した。
2本目になると、1本目のレイ・ミステリオの不意打ちに激怒したインポシブレの逆襲が始まった。場外での椅子攻撃と、トップロープからのパワーボムでレイ・ミステリオからピンフォールを奪い、試合は3本目にもつれ込むこととなった。
3本目はレイ・ミステリオのバッククラッカー、コーナーに追いつめたレイ・ミステリオへのインポシブレのタックルなどが繰り出され、その後、レイ・ミステリオがローブローをインポシブレにお見舞い。ところが、試合はそれでも決まらず。
レイ・ミステリオが禁止技のパイルドライバーを繰り出そうするとが、インポシブレのセコンドのイホ・デル・ディアブロ・ジュニアが妨害。レイ・ミステリオはそれでインポシブレから引き離されることになり、今度はインポシブレが隙を逃さず、みちのくドライバーをお見舞いし、ピンフォールを奪ってタイトル防衛に成功した。