(写真・記事元:thegladiatores.com Alfonso Lizarraga)
2月18日日曜日アレナ・ナウカルパンで開催されたIWRG定期興業だが、なんとレフェリー同士でのカベジェラ戦が決定となる事態が発生した。
先週から、メキシコ州ボクシング・ルチャ委員会の要請を受け、ナウカルパンの闘牛場にレフェリーとして姿を現したベイビー・リチャードだが、この日は同じくリングに上ったレフェリーのカプと、終始判断について議論が続いた。そして、両者のフラストレーションが爆発したのがメインイベントでのパンテラファミリー、アラミスとトラウマ兄弟、オベットのタッグマッチであった。
トラウマ兄弟がリングに登場すると、コミッショナーがトラウマIIに対し、対戦相手に敬意をもって試合に臨むことを警告し、守られない場合は試合を中断すると宣言。これが、逆にトラウマ兄弟を刺激する結果になってしまい、試合が始まるとパンテラファミリーとアラミスも含め、リングは無法地帯と化してしまった。
3本目にもつれ込んだ末、最後はインターナショナルパンテラがトラウマⅡからピンフォールを奪うかに見えたが、カウント途中のリチャードを別のレフェリーのカプが妨害し、おまけにパンテラにローブローを決め、今度は逆にトラウマⅡがパンテラからピンフォールを奪い、そのまま試合は終了。勿論、この結果にリチャードとパンテラは納得するわけはなく、次回、3月4日の興行に同じメンバーでのリベンジマッチ開催が決定。リチャードはパンテラファミリーの、そしてカプはトラウマ兄弟のセコンドとして登場し、負けたチームのセコンドが丸坊主になるという、異例のカベジェラマッチ開催が決定することとなった。