(写真元:wwe.com 記事元:solowrestling.com Sebastian Martinez)
ルイジアナ州はニューオーリンズのメルセデスベンツスーパードームで開始されたWrestleMania 34のメインイベントにて、AJ Stylesが挑戦者の中邑真輔を退けてタイトル防衛に成功した。
中邑との接戦を繰り広げた王者は、中村の後頭部へのキンシャサを食らいながらも、最後はスタイルズクラッシュで逆転勝利した。
しかし、会場を最も驚かせたのが試合後であった。中邑がAJ Stylesにベルトを手渡し、お互いの健闘を讃えあうかに見えたが、なんと強烈なローブロー。さらに、場外でキンシャサの一撃を食らわせると、そのまま会場を後にした。
フェノメナール・ワンとキング・オブ・ストロングスタイルの歴史的一戦は、会場に集まった観客が最も楽しみにしていた一戦であった。両選手は日本時代からの良きライバルで、数々の名試合を残してきたからだ。両者ともSmackDown Liveの重要なロスターではありながらも、この日まで試合を行ったことはなかった。
ライバル関係が始まったのは中邑がRoyal Rumbleに勝利し、王者への挑戦権を得たときからだ。それを受けて、AJ Stylesも自身のケガや、ライバルとの試合を乗り越えながらWrestleManiaまでの準備を着実に進めていた。その間、中邑は毎週のようにWrestleManiaで勝利するのは自分であるとパフォーマンスを繰り返していた。
今回の勝利でAJ Stylesは、ジンダー・マハルを下した昨年11月を含めて4度目の防衛に成功したことになる。