(写真元:WWE.com 記事元:solowrestling.com JONATHAN ROMERO)
ヒデオ・イタミこと小林健太がWWEに対して契約解除を要求したことによって、小林の退団は既に秒読み段階。しかしながら、Wrestling Observerのデイブ・メルツァー氏によると、小林はある特別な条項に合意しなければならなかったという。
小林は日本で復帰すると見られているが、AEWに合流しないことを条件に契約解除が認められたという。ただ、同氏によれば、このタイプの条項は裁判所で認められるものの類ではなく、また、条項自体にも期限が定められているため、将来、小林がAEWと契約を結ぶことは可能であり、法的に妨げになるようなこともないという。
同記者は小林のシチュエーションを、現ユニバーサル王者ブロック・レスナーと比較した。レスナーは2004年にWWEを退団した際に、プロレスに関わるありとあらゆるスポーツに参加してはならないという条項が付け加えられた。しかし、レスナーはその1年後、新日のリングにデビューし、WWEはレスナーを訴えたものの、裁判所では契約は全てが法的に認められるものではないとして、訴えは棄却された。
現在のところ、小林の退団は噂ではなく、確実な情報にも関わらず、WWEは公式には発表していない。小林自身は自身のツイッターアカウントを通じて、NXT時代から応援を続けたファンや関係者に対して感謝の意を伝えている。
2014年にNXTでデビューした小林の将来については、度重なる負傷欠場によって懸念されていた。205 Liveにおいても大きな結果を残すことはできず、Royal Rumbleを最後にWWEからは姿を消すであろうとされている。小林はWWEを退団後、日本のプロレス界に復帰すると見られているが、復帰先は不明のままだ。