(画像・記事元:superluchas.com WILLIAM BELTRÁN)
まだ情報は公式ではないが、WWEが今年中に再びサウジアラビアで興行を開催するとされ、それは5月と11月になると伝えられている。
Rajahの独占情報によると、今年はサウジアラビアで2度興行が開催されるとし、最初の興行は5月3日金曜日、そして2回目が11月1日金曜日になるだろう、とのことだ。
WWE内部では、この両日とも海外遠征とスケジュールされているが、これは明らかにサウジアラビアのことであり、もし、そうでない場合は遠征先の国が既に示されているはずだ。
この報道は先月にもFightfulが独占情報として報道していた。
WWEはサウジアラビアの名前を公にしたくない模様だ。ご存知の通り、昨年、新聞記者のジャマル・カショギ氏が殺害され、人権など皆無の国として世界的に取り上げられたサウジアラビアは、自身の国イメージ回復を画策している。
例えば、ムハンマド・ビン・サルマン王子は在アメリカサウジ大使館に初となる女性外交員を任命し、自身もアジアでの外遊を終えたばかりである。
それらに踏まえ、サウジアラビアはアメリカからの100万USDの支援を受ける代わりに、ウサマ・ビン・ラディンの息子であり、アルカイダの現指導者であるハムザ・ビン・ラディン氏の市民権を無効とすることを決定し、この動きはアラビア半島のイメージ回復に繋がるとされている。
しかし、プロレスにテーマを戻すと、白血病を告白する前に、ローマン・レインズはサウジアラビアで開催されたCrown Jewel大会への出場を拒否し、サミ・ゼイン、ダニエル・ブライアン、ジョン・シナ、そしてアンダーテイカーまでもが出場を辞退する結果となった。サウジの王子やファンらも、お気に入りのスーパースターらが、大会に姿を現さないことに不満を示し、交渉が破断しないように、WWEがどのような行動に出るのかに注目しなくてはならない。