ルチャリブレ馬鹿は今日もプロテインです

ルチャリブレ、プロレスのスペイン語記事を日本語訳して紹介します。

新日はImpact Wrestlingとの業務提携を拒否

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(画像元:NJPW.com 記事元:solowrestling.mundodeportivo.com GIN MALKAVAR)

 新日本プロレスリングは去る2019年12月27日に、AXS TVによる番組放送終了により、アメリカ国内向けの放送を一時中止することを認めた。5年間続いた関係が終了することで、毎週金曜日、土曜日の夜に放送されていた番組も終了する。

 Wrestling Observer Newsletterのデイブ・メルツァー記者は、AXS TVと新オーナーのAnthemは、新日とテレビ朝日にコンタクトを取り、Impact Wrestlingとの業務提携をキーポイントとして交渉を行った。合意に至った場合、AXSは番組を継続する予定であったが、新日の経営陣がそれを拒否したため、AXSは番組放送終了という決断に至ったという。

 AXS TVは2014年にアメリカにおける新日本プロレスリングの放送権を購入し、2015年1月に番組の放送を開始。番組ではWorld Pro-Wrestlingが日本で放送した番組の一部内容である新日の大会で特に際立った試合を1、2試合放送していた。番組ではコメンテーターにマウロ・ロナロ、ジョッシュ・バーネット、ジム・ロス、ケビン・ケリーを迎えていた。

 IMPACT WrestlingのオーナーであるAnthem Sports & Entertainmentは、AXS TVの大部分の株式を購入したと2019年9月に告知した。これにより、Impact Wrestlingのテレビ番組はPursuit ChannelからAXS TVに移り、10月29日に生放送を開始した。Impact、新日、Women of Wrestlingは数か月間、同じ放送局で番組を放送しプロレスリングチャンネルのラインアップは完璧であった。AnthemとImpactの社長を務めるエド・ノードホルム氏は9月に、新日の番組を打ち切る計画はない意向を示していた

 「AnthemはAXS TVに番組についてはいかなる決定も下していないことを公表しました。我々はテレビ朝日とはFight Networkの新日のために、以前から番組放送について協力関係を結んでいます。我々はこの協力関係が業務提携に結び付けることを期待しています。」

 新日とAXSは2021年まで番組放送を続けるという選択があったが、2020年1月を前に契約を終了する決断を下した。Impactの幹部であるドン・コリス氏とスコット・ダムール氏は新日との業務提携に向け仲介に入ったが、努力は水の泡となった。現在、アメリカ国内で新日の番組を視聴できるのはNew Japan Worldのみであり、テレビ放送は行われていない。メルツァー記者は北米におけるこのタイプの契約には時間が掛かり、新日にはそのための時間がなかったとほのめかしている。

 かつてImpact WrestlingがTNAであった当時、アメリカで修行中であったオカダカズチカを不当に扱ったことが原因で、新日との関係は悪い。2019年半ばで新日を退団したデイビー・ボーイ・スミスジュニアは、新日の外道を含む上層部は現在もImpactと仕事をすることに否定的な態度を崩していない、とインタビューで語っている。

https://solowrestling.mundodeportivo.com/new/86386-njpw-rechazo-una-alianza-con-impact-wrestling-