(写真元:WWE.com 記事元:solowrestling.mundodeportivo.com SEBASTIÁN MARTÍNEZ)
- WWEは直近で敷かれた規制により、ゼリーナ・ベガに対してOnly Fansのアカウントを閉鎖して欲しかったのだという。
- IMPACT Wrestlingは女子タッグチーム部門のために、彼女の獲得に興味を示しているという。
WWEがゼリーナ・ベガの退団を発表した、というニュースはプロレス界を驚かせた。発表当初、我々はその理由については知らなかったが、ここ数時間でこの件に関する更なる情報がリークしている。
Wrestling Observerのデイブ・メルツァー記者は、ゼリーナ・ベガの解雇は、彼女が所属選手らによる労働組合結成への支持を表明した後で生じたことであるという。WWEはここ数週間、選手達が第三の外部企業と仕事をすることを禁止した件について、選手らとの間に生じている軋轢に包まれているようだ。WWEはTwitchを利用した選手らの配信を禁止し、新たな指針のまとめを発信したが、選手らには良く受け取られていないという。情報によれば、ゼリーナは会社からの勅令に反対し、それが彼女の解雇を招いたという。
「彼女は労働組合の結成に賛成していました。彼女はそのことを解雇の後で書いています。状況の本質は、彼女に近い関係者らによると、WWEのために働いているよりも多くの収入を外部から得ており、WWEは彼女にOnly Fansのアカウントを破棄することを望んでいたようです。この件に関しては近いうちに更なる詳細が明らかとなるでしょう。独立した外部からの収入取得の管理を行おうとしているアンドリュー・ヤングとWWEの関係がありますので、これは非常に興味深いところです。」
複数の専門サイトによると、今回の動きによるWWEの意図は、選手らに(ゼリーナの取ったような)決断を下す際に起こることをわからせるためであったという。WWEはゼリーナが厳しい規制に対して反論する人物であったということを知っており、会社の力を見せつける瞬間を待ち望んでいたという。
波紋はAEWやImpact Wrestlingにも
Fightfulのシーン・ロス・サップ記者は、ゼリーナ・ベガの退団はWWE所属選手らの間だけではなく、その他の一流団体にも大きな反応を起こさせた、と示している。AEW所属の多くの選手がゼリーナ解雇に驚いている。情報によれば、AEWの選手は、WWEはゼリーナ・ベガという選手が持っていたものにさえ全く理解していなかったのだろうと感じており、彼女のような選手を解雇したということは経営陣が正気を失っているという症状の一つであるという。
同記者によると、IMPACT Wrestlingのある匿名の選手は、同団体はゼリーナの獲得に向けて動き出すであろう、と示しているという。ゼリーナは数年間、同団体に所属していたことがあり、彼女が団体に復帰することによってKnockoutsタッグ王座を再スタートさせる助けになるのではないか、という。