ルチャリブレ馬鹿は今日もプロテインです

ルチャリブレ、プロレスのスペイン語記事を日本語訳して紹介します。

【コロナ】メキシコシティとメキシコ州は引き続き警戒レベル最大

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(画像・記事元:superluchas.com Apolo Valdés)

 メキシコシティとメキシコ州政府は、3週間前にコロナ警戒信号を最大レベルの『赤』に引き上げたものの、病床率が全く低下しなかったことから、警戒レベルは引き続き最大のまま維持するとし、ルチャリブレ興行を含む、日常生活で必要不可欠な活動を行わないように呼び掛けている。

 メキシコシティ市長のクラウディア・シェインバウムは状況は深刻化が進んでおり、病床使用数は9,512に達する勢いであるという。現在のところ、メキシコシティにおける病床使用数は6,411であり、病床の空きはわずか1,017であるという。しかし、ここ数日間の感染者数が低下する気配がないことから、この空いた病床も埋まるものと見られる。

 メキシコ州知事ルフレド・デル・マソは、同州においても病院へ駆け込む人々が多い状態が続いているという。

 「今日にも3,000人が入院している状態になろうとしています。人工呼吸器をつけなければならない状態の人々が最も多かったのは6月で414人でしたが、今は532人にも上っています。つまり、最も深刻な状況のさらに30%も状況が悪化しているということです。」

 さらに、『コードブルー』を発令するとも発表した。これは議論を巻き起こす戦略ではあるが、資源を最大限に活かすための戦略である。つまり、生存する可能性のある患者のみが処置を受けることができ、症状が重く助かる見込みの少ない患者は治療を受けられず『死を待つのみ』となる。

興行再開は認められず

 少なくとも1月17日までは警戒レベルが最大のままであり、現実的にその状態はその後も続くと見られており、ルチャリブレ団体、プロモーターらが興行を再開する許可は、無観客興行もしくは収容人数を極力抑えたとしても、下りることはない。

 しかしながら、様々な会場で興行の開催は発表されたままの状態であり、アレナ・ママ・ルチャスでは1月16日に観客を動員した興行を開催すると発表されている。

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 また、同じく16日にアレナ・ロペス・マテオスにおいて、収容人数を30%に抑えて開催すると発表されていたAULLの興行は、その中止が発表された。

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 これらの興行は収容人数を抑えているとはいえ観客を動員しての興行開催であることから議論を巻き起こしたが、1月8日のアレナ・テピートでも興行の開催が発表されている。さらに、1月17日にアレナ・ナウカルパンで開催予定であったIWRG興行は31日への延期が発表され、両興行ともストリーミング配信が予定されている。

 ルチャリブレ団体や選手らは2020年3月から仕事を失い生活の厳しい状況を生き抜く方法を探しているが、これらの興行の開催は政府が承認しておらず、規制を無視して興行を開催した場合には罰せられ、活動停止処分を下される可能性もある。

 現在のところ、興行の開催を発表している残りの団体の中止の発表はない。昨年12月に警戒レベルが最大に引き上げられた際には、開催を強行した団体もあったが、今回は開催を延期するものと見られる。

La lucha libre en México debe esperar, sigue semáforo rojo en CDMX y Estado | Superluchas