(画像・記事元:superluchas.com Apolo Valdés)
メキシコのコミック業界、そしてルチャリブレ業界が喪に服している。コミックの世界で2代目エル・サントとして活躍したことで知られるエクトール・プリエゴ氏が亡くなった。
リング上で試合を行ったことはないが、ホセ・G・クルス氏が編集した雑誌において2代目エル・サントを具現したことで、ルチャリブレの世界で名を上げた人物である。
70年代のエル・サントの巻き起こした論争
エクトール・プリエゴは若くしてボディビルダーとして名声を得て、数々のコンクールで優勝した他、ミスター・メキシコにも輝いたことがある。
1974年、オリジナルのエル・サントと対立していたホセ・G・クルス氏と出会った。同氏はコミックの世界でキャラクターを具現しようとしていた。
第698号から、エクトール・プリエゴは、オリジナルのエル・サントとの法的な問題により、一時的に『S』を追加したエル・サントのマスクを被り、さらに力強い肉体で新たな時代をスタートさせた。
2010年5月、Murder Comicのインタビューに対し、プリエゴ氏は過去を思い出した。
「当時、私は商業活動を開始していました。TVコマーシャルを4本と、フォトノベルを2冊、映画を1本をエル・サントを演じることで得ました。」
「それらを行っていたのはロブレス兄弟のオラシオ、ウゴ、オリベリオでした。彼らが1か月に1度、フォトセッションを行っていたのです。いくつかのキャラクターを持っていて、その他は普通とは異なった、一般大衆が好んだモンタージュ写真でした。ですから、当時匹敵する雑誌はありませんでしたね。」
数年間、マスクを使用し続け、ロドルフォ・グスマンがリング上でそのマスクを有名にし、コミックス界隈で命を吹き込んだのである。
しかしながら、7月26日エクトール・プリエゴ氏の妹が同氏の死を確認したという。
Falleció Héctor Pliego, el segundo Santo de las historietas (superluchas.com)