(写真・記事元:superluchas.com Dark Angelita)
数時間程前、連続した重大発表のために開かれた会見の場にムニョスファミリーとルーシュが登場した
ルーシュは8月21日ペンシルベニア州のフィラデルフィア2300アリーナで開催されたROHのGlory By Honor大会二日目、ドラゴンリーとタッグを組んでバンディード、レイ・ホルス組と対戦した試合にて膝を負傷した。数日前、ルーシュは緊急外科手術を受けたが詳細については明らかにされなかった。
ルーシュはフィラデルフィア2300アリーナにて9月12日に開催されるDeath Before Dishonor大会にて、ドラゴンリー、LFIのメンバーであるケニー・キングとタッグを組んで、ジャスパー・カウン、モーゼス・マッドドックス、シェーン・テイラー組とROHトリオ王座を賭けて試合を行う予定であったが、父親のベスティア・デル・リングが代わりに出場することになるという。
しかしながら、収録はルーシュが膝を負傷する前に行われていたため、番組には姿を現すという。
手術の詳細と今後について
ルーシュは会見でケガの容態について詳細を明らかにすると発表していたものの、ROHが9月1日午後にルーシュが年内いっぱいを欠場すると先に発表していたため、考えられていた以上に重症なのではないかと見られていた。
さらに、2021年の残りを欠場するということは、そのまま契約が終了する時期と一致するのである。
🚨BREAKING🚨
— ROH Wrestling (@ringofhonor) September 1, 2021
RUSH UNDERGOES KNEE SURGERY, OUT OF ACTION FOR REST OF 2021: https://t.co/0kUvdymHMW
Get well soon @rushtoroblanco! 🙏 pic.twitter.com/BuhdFrRMts
まず会見が始まると登場したのはドラゴンリーとベスティア・デル・リングであり、ルーシュを心配する人々に感謝の念を伝え、膝の外科手術にまつわる噂に正面から回答した。
ベスティア・デル・リングはROHの発表について、自身が9月12日大会にルーシュの代わりに出場することを認め、LFIはこれまでにないほど強くなっていると強調した。ここでインディー選手のデメントールが突如として会場に入場すると、彼らに対する応援の意志を表示し退場した。
その後、負傷直後と外科手術前の検査の様子のビデオが流された。
さらに、突然、ルーシュが外科手術の詳細を説明するために、松葉杖をついて会場に到着。明らかに感情的な様子で、ケガによって無力な自身の状態に涙を流すシーンもあったが、完治してから、これまで以上に強くなって復帰する自信があるのだという。
ルーシュは以前から膝に爆弾を抱えていたが、重症化するまで治療を怠っていたのが原因であったとコメントした。手術では膝とじん帯の再構築を行う治療が行われたため、8か月から1年間は活動を休止することになるという。長期間の活動停止となるわけだが、ルーシュはリハビリに専念するとして、その様子は自身のYoutubeチャンネルで全てのファンに向けて発信する予定だという。
また、ROHでの将来が確かではないことから、リハビリの他にも英語を覚える等の、人生の他の面についても充実させていくつもりであるという。
ドラリスティコが公式に登場
会見ではドラリスティコのプレゼン枠も設けられ、元ミスティコのドラリスティコが自身の状況について話した。同選手は快適な場所を去ることを受け入れたことを進化と名付け、CMLLで過ごした10年という一サイクルを終えるタイミングで合ったと語った。
また、CMLLにてドラゴンリーとして、その後はミスティコとして得た経験から、同団体には感謝していることを伝えた。両者の間で常にわだかまりとなって留まっていたことではあるが、カリスティコがミスティコに戻ったことに関しては特に驚いていないという。ドラリスティコは決してミスティコというキャラクターをCMLLから剥奪されたわけではなく、彼自身の意志でミスティコを辞めたと明らかにした。
今後はドラゴンリー、ベスティア・デル・リングと共にLFIとして活動し、ドラリスティコのリングネームを磨いていくという。