ルチャリブレ馬鹿は今日もプロテインです

ルチャリブレ、プロレスのスペイン語記事を日本語訳して紹介します。

新日本プロレスリングは柴田勝頼に激怒

(画像・記事元:superluchas.com 記者:Wendy Cervantes)

 最近、新日本プロレスリング社長の棚橋弘至引退試合の対戦相手として柴田勝頼を望んでいると発言した。柴田はプロレスマスターの1人であり、日本のファンからとても愛されている選手だ。

 しかし、棚橋はその試合が実現となることは非常に難しく、多くの疑念が残るということを認めている。この発言は多くのファンを困惑させたが、デイブ・メルツァー氏がレスリング・オブザーバー・ラジオの最新号にて全てを明らかにした。問題は柴田が新日の首脳陣に不満を抱いていることであるという。

デイブ・メルツァー氏は新日が柴田勝頼に激怒していると暴露

 事の発端は柴田勝頼成田蓮と試合を行った2022年Wrestle Kingdom 16であるという。団体が提示した試合のルールはグラップリングルールであり、つまりは関節技のみが許可された2021年10月のG1 Climaxで行われたザック・セイバーJr.との5分間の復帰戦と同様のものであった。

 2017年4月、オカダカズチカは柴田をほぼ40分に近い試合の末に制してIWGP世界ヘビー級タイトルの防衛に成功した。しかし、その試合で柴田は硬膜下血腫を発症し危険な状態に陥ってしまった。

 新日の首脳陣は柴田と成田の試合は、通常の試合ルールではなくグラップリングルールで試合を行うことで許可していた。しかし、試合が始まると柴田は成田に普通の試合を行うことを命じ、その結果として団体のバックステージで大問題を引き起こしたのだという。

 2022年4月以降、柴田は新日で干された状態となり、挙句の果てにはロサンゼルス道場のヘッドコーチの職までも辞任に追い込まれてしまった。新日は現在、柴田との繋がりはなく、AEWが新日と共同で開催した興行に柴田が出場したのはトニー・カーン氏の強い希望によるものであったという。メルツァー氏は次のように状況を説明している。

 「問題なのは、まず最初に日本の医療チーム、新日の医師らは柴田が試合を行うことを承認しないこと。次に、2年前に行われた柴田と成田との試合で、団体を裏切りグラップリングルールで行われるものと思われていた試合を、柴田が承認なしでリング上でルールを変更し、打撃技を含む通常のプロレスを行ったことについて、団体は未だに柴田に怒っているということです。その裏切りが原因で、彼は二度と試合をさせてもらえませんでした。思いがけず道場のヘッドコーチを辞任することになり、新日と彼の繋がりは一切無くなってしまいました。その時にトニー・カーン氏が彼と契約を結んだといわけです。」

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