7月9日日曜日アレナ・ナウカルパンで開催されるIWRG定期興業の全カードが発表。メインでは、ロス・ビジャノスのビジャノⅤジュニア、ビジャノⅢジュニアが、エレクトロとタッグを組んで、トラウマ兄弟、ブラックウォリアーと激突。ルチャドールとしても経験はまだまだのビジャノスが、トラウマ兄弟、ブラックウォリアーとどのような化学反応を起こすのかに注目。セミのタッグマッチでは、エンペラドール・アステカ、パンテラⅠ、イホ・デル・パンテラが、アルゴス、ドクトルセレブロ、セレブロネグロと対戦。
ケニー・オメガとアメリカIWGPタイトルの今後について
(写真・記事元:solowrestling.com Dawid Szenski)
Wrestling Observer Newsletterによると、アメリカIWGPタイトルは、新日、そして、ROHにおいて、ケニー・オメガによって防衛されるという。最初の防衛戦は10月に期待されている。
さらに、ケニー・オメガは2019年も新日に所属するという。新日は今年がケニー・オメガの最後の年になると予想していたが、本人は新日に残る計画のようであるが、WWEがケニー・オメガに待望のオファーを出す可能性は常にある。
ケニー・オメガは新しく作られたタイトルが、NEVER王者タイトルのようにならず、重要なものになってほしいと期待している。IWGPインターコンチネンタル王者は、中邑真輔がそのタイトルを所持するまで、存在感の薄いタイトルだった。
Bullet Clubのリーダーでもあるケニー・オメガは、オカダカズチカとのIWGPヘビー級タイトルをめぐるライバル関係を続けていきたいと考え、そして、G1クライマックスで飯伏幸太と試合を望んでいる。アメリカIWGPタイトルは、今後、新日がアメリカでの展開において、重要なタイトルとなるのは間違いない。
新日は、アメリカでの興行は今後もさらに展開していくと約束し、2017年末にはロスアンゼルスにオフィスをオープンする計画だ。また、2018年の初旬にはプロレス道場もオープンするという。アメリカにおけるG1スペシャル興行は大成功を収め、新日は人気獲得のためにさらに活動を広げる模様だ。
ティタンのROHのヨーロッパツアーへの参戦が決定
(写真:cmll.com 記事元:solowrestling.com Walter Rosales)
アトランティスの予期せぬ負傷により、ティタンが代わりに、今年8月に開催予定のROHのヨーロッパツアー「War of the World UK」に参戦することが決定した。
ティタンはRevProと共にROHのツアーに参戦し、ミスティコ、ウルティモゲレロ、レイ・ブカネロと共に試合を行う。元はアトランティスが参戦予定だったが、膝の負傷によりティタンが代わりに出場することになった。
ティタンは新日のG1スペシャル・イン・USAにおいてアメリカデビューを飾るわけだが、その一か月後に、今度はヨーロッパデビューとなる。ティタンは、スーパーJカップ、Power Struggleで新日の観客を魅了し、今回のツアー参加に繋がったとみられる。
今週のCMLL 7/10 ~ 7/16
7月10日月曜日 アレナ・プエブラ
¡ LUCHA ESTELAR EN RELEVOS INCREÍBLES !
RUSH, VOLADOR JR.® Y PIERROTH
vs
CARÍSTICO, RIPPER Y KRÁNEO
¡ SENSACIONAL MANO A MANO !
NIEBLA ROJA®
vs
ÚLTIMO GUERRERO
EVENTO ESPECIAL
DRAGON LEE, EL VALIENTE® Y TITÁN
vs
MR. NIEBLA®, CAVERNARIO Y EL FELINO
TERCERA LUCHA
POR EL CAMPEONATO MUNDIAL FEMENIL DEL CMLL
DALYS
(CAMPEONA)
vs
(RETADORA)
MARCELA
SEGUNDA LUCHA
BLUE PANTHER JR., LESTAT Y THE PANTHER
vs
MISTERIOSO, SAGRADO Y ARES
PRIMERA LUCHA
ASTURIANO, ARKALIS Y PARIS
vs
RAZIEL, CANCERBERO Y EL MALAYO
注目マッチはセミのニエブラロハ対ウルティモゲレロのシングルマッチ。これまでの試合では反則攻撃が勝敗を決してきたことがほとんどなので、是非とも実力での勝敗を決してほしいところ。ミッドカードでは、CMLL女子王者タイトルを賭けて、ダリスとマルセラが再戦。現在のテクニカの中では、最もタイトルに近いと言えるマルセラ。タイトル奪還なるか。
7月11日火曜日 アレナ・メヒコ
メインイベントでは、TGRが、ミスティコ、アンヘル・デ・オロ、ニエブラロハの若手実力派トリオとタッグマッチで激突。ベテランルードの経験と、若手テクニコの体力のどちらが上回るのか。ミッドカードの女子ルチャでは、エストレジータ、サネリー、エスカディが、ティファニー、セドゥクトーラ、メタリカと対戦。マルセラの娘であるエスカディの成長ぶりに注目。
7月11日火曜日 アレナ・グアダラハラ
火曜日グアダラハラのメインイベントでは、なんとカリスティコとカベルナリオのシングルマッチが実現。カリスティコと言えばWWEでも活躍したメキシコの誇るスーパースター。そして、対するのはデビュー当時からメキメキと頭角を現してきた実力派ルードのカベルナリオ。二人の化学反応に注目だ。ミッドカードのタッグマッチでは、ジョニー・アイドル、エストゥーカ、ティタンが、サム・アドニス、バンジェリス、フェリーノと対戦。
7月14日金曜日 アレナ・メヒコ
ついに2017年ユニバーサル王者決勝戦が開催。ボラドール・ジュニアとウルティモゲレロが激突。両者ともベテラン選手ということで、迫力のある試合に期待。ミッドカードでは、バンジェリスとピエロスのカベジェラマッチが開催。インゴベルナブレスの介入に注目。2試合目の女子ルチャは、マルセラ、シルエタ、バケリータが、アマポーラ、セウシス、ダリスが対戦。
7月15日土曜日 アレナ・コリセオ
土曜日コリセオのメインイベントは、マルコ・コルレオーネ、ニエブラロハ、エストゥーカが、TGRのショッカー、テリブレ、レイ・ブカネロと対戦。ミッドカードのタッグマッチでは、マスカラ・アニョ2000、サンソン、クアトレロ対エチセロ、ブラックテリー、ネグロナバロ。ミッドカードの電光石火マッチでは、ソベラノとミステリオソが対戦。
7月16日日曜日 アレナ・メヒコ
メインイベントにはカリスティコが登場。ボラドール・ジュニア、バリエンテとタッグを組んで、ニエブラ、エウフォリア、フェリーノと対戦。セミのタッグマッチでは、アンヘル・デ・オロ、ティタン、ディアマンテアスル対ショッカー、ネグロカサス、レイ・ブカネロ。ミッドカードではルード対ルードということで、カネロ・カサス、アルティジェロ、エスピリトゥネグロ対チョロ、インキシドール、エスパント・ジュニアが対戦。
7月16日日曜日 アレナ・グアダラハラ
メインでは、グアダラハラタッグ王者への挑戦者を決めるべく、バケロ・ジュニア&リエレロ組とフリーザー&フリアロハ組が激突。セミのタッグマッチでは、スターブラック、ネウトロン、マグヌムが、ナウティリウス、レオンブランコ、グランケヌと対戦。ミッドカードにはサンダーボーイが登場。デモニオロホ、カルロ・ロギとタッグを組んで、ブラックシュガー、アルテニョ、スカイキッドと対戦。
ロス・パンテラスがまさかの裏切り
(写真・記事元:thegladiatores.com Alfonso Lizárraga)
エス・イホ・デル・パンテラ、そして、インテルナシオナル・パンテラと共に登場したエンペラドールアステカにとっては散々な夜となった。ドラゴン・ユキ、オベット、セレブロネグロと対戦した同タッグだったが、試合開始からエル・イホ・デル・パンテラとエンペラドール・アステカが口論しており、パンテラが二人をなんとかなだめようとしていた。というのも、数週間前、エル・イホ・デル・パンテラがルードへの転向を思わせる態度の変化があったのだ。
試合は、いつも通りに進んでいたかに見えたが、エンペラドール・アステカとイホ・デル・パンテラはお互いに協力せず、緊張は徐々に高まっていく一方であった。もつれ込んだ3本目になっても、両者の緊張はさらに高まり、パンテラもエンペラドール・アステカに落ち着くように説得、ところが、これにエンペラドール・アステカが怒り、パンテラを攻撃すると、イホ・デル・パンテラがエンペラドール・アステカを攻撃。チームが崩壊したテクニコにもはや勝つ方法はなく、試合はそのままルードの勝利となった。試合後は、ロス・パンテラスがエンペラドール・アステカを攻撃し、輪舞上でマスクを奪うパフォーマンスを見せた。
フェスティバル・デ・マスカラスがIWRGで開催
(写真・記事元:thebladiatores.com Alfonso Lizárraga)
去る7月2日日曜日IWRGが、フェスティバル・デ・マスカラスと称して、かつてはマスクマンとして活動していたルチャドール達を登場させるという、粋なイベントを開催した。そのメインイベントでは、メキシコの鉄人ことレイ・メンドーサと、ビジャノⅢが姿を現し、公式にビジャノⅢの息子たちがプロのルチャドールとしてデビューすることを発表した。
試合では、ビジャノⅣ、ビジャノⅢジュニア、ビジャノⅤジュニアが、テハノ・ジュニアと合流した死の宣教師達こと、ネグロ・ナバロ、そしてトラウマⅡと対戦。ナウカルパン独特の荒々しい歓迎でロス・ビジャノスを迎えた。特に、テハノ・ジュニアとネグロ・ナバロから集中攻撃を受けたのは、最も若いビジャノⅢジュニアで、コーナーポストへの叩き付け、イス攻撃などによってマスクは半壊し流血。叔父にあたるビジャノⅣ、そして従兄弟のビジャノⅤジュニアも、試合を引き分けに持ち込むのがやっとだった。やはり、ベテランのテハノ・ジュニアとネグロ・ナバロとの経験の差は歴然であった。試合は、テハノ・ジュニアのローブローがビジャノⅢジュニアにヒットしたところを、レフェリーのマヤが見逃さずに、ロス・ビジャノスの勝利となったが、苦いデビュー戦になったのは間違いない。