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CMLL創立83周年記念興行はついに今夜!注目カードをおさらい

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 世界最古の歴史を持つルチャリブレ団体CMLLの一大イベント、創立83周年記念興行がメキシコ現地時間9月2日金曜日午後8時30分アレナ・メヒコで開催されるわけですが、興行直前ということで注目カードをおさらいしたいと思います。

 まず、メインのマスカラ戦、マスカラ対ドラゴン・リーですが、両者ともCMLLを代表するスター選手であり、ネット上でも盛んに意見交流が行われています。中には「ドラゴン・リーはこの興行の後にROHで活動するみたいだし、マスクなくなってもいいんじゃね?」といった過激なコメントも見受けられました。

 ドラゴン・リーは皆さんもご存知の通り、ルーシュ、ミスティコの弟ということで、運動能力は抜群。ルチャドールとしてのセンスも抜きん出ており、兄のミスティコがドラゴン・リーの名前を捨てて、それからすぐに新しいドラゴン・リーとしてデビュー。同時期に新日からやってきたカマイタチとの抗争、そしてマスカラ戦で、技術にもセンスにもさらに磨きがかかりました。経験こそ豊富ではないにしろ、その技術とセンスはCMLLトップクラスといっても間違いないでしょう。

 マスカラは、あのブラソ・デ・オロの息子、ブラソ・デ・オロ・ジュニアとして2000年にデビューしたルチャドール。その後、団体のプロモーションを受けて、マスカラにリングネームを変更し、スーパースターとなりました。ブラソ・デ・オロという偉大なルチャドールを父に持ったマスカラですが、ルーシュ、ソンブラとのインゴベルナブレスの結成と脱退を得て、現在はルードに転向。個人的にはルードになってからの方が魅力あるキャラクターになったと思います。

 さて、マスカラ戦の結果予想なんですが、こればかりは正直なところわかりません。どちらも同団体の看板選手ですし、ファンもたくさんいます。ただ、デビューしてからの年数と年齢を考えると、若手のドラゴン・リーが油の乗ったマスカラを下して一つの時代の区切りとして、団体の若返りを狙っているのかもしれません。

 セミのCMLLトリオ王者タイトル戦は、全ての選手が日本でもお馴染みの人気選手ということで、注目度はメインに次ぐカードなのではないかと思っております。現王者のスカイチームこと、ミスティコ、ボラドール・ジュニア、バリエンテに、ゲレロスラグネロスのウルティモゲレロ、エウフォリア、グランゲレロが挑戦します。このカードの鍵を握るのは、ミスティコではなくボラドール・ジュニア、そしてウルティモゲレロの2人だと思います。

 ボラドール・ジュニアは実力ならミスティコ以上で、ソンブラとのマスカラ戦で敗北してからも、人気に翳りはありません。むしろ、素顔がイケメンだったこともあってか、女性ファンがさらに増えたような気がします。人気も勿論ですが、実力も折り紙つき。トップロープから繰り出される数々の空中技や、優れた運動神経と、テクニコ、そしてルードとしての豊富な経験で、観客を魅了し続けています。

 対するウルティモゲレロは、アトランティスとのマスカラ戦でマスクを失ってから、とりあえずアトランティスとの抗争は終了し、今ではテクニコ、ルードの垣根を越えた良きライバル同士といった関係になっていますが、常に次の相手を探しているような感じでした。なので、このボラドール・ジュニアとの新たなライバル関係は今後のCMLLの中でも、注目すべきことだと思います。

 タイトル戦は、やはりスカイチームが防衛するのかな、と思います。勿論、かなり白熱した試合になるとは思うのですが、スカイチームミスティコの人気、そして影になりがちではあるものの、実力は申し分のないバリエンテ、そしてボラドール・ジュニアのタッグですからね。ただ、試合後は結果に関係なく、ボラドール・ジュニアとウルティモゲレロの抗争が始まると思います。

 ミッドカードのもう一つの注目試合は、レイ・ブカネロとスペル・クレイジーのカベジェラ戦です。どうしてこのタイミングでこの2人なのかという疑問はさておき、90年代にアメリカのWWFで活躍した選手が、このタイミングでカベジェラ戦を行うというのは、両者の長いルチャドールとしてのキャリアの一区切りとなる一試合にしようということなのかもしれません。

 スペル・クレイジーは、なんと言ってもWWFでの活躍、そして、インディーであり続けながら、実力で様々な団体を渡り歩いているルチャドールです。日本ではゼロワン、新日、全日で試合をしたことがある他、アメリカではWWEは勿論、傘下のTNA、ROHなどでも名勝負を繰り広げた熟練のルチャドール

 対するレイ・ブカネロも90年代の終わりにWWEで試合をしていた経験がある他、TNAのワールドカップでは優勝した経験も持つベテランルード。両親はルチャドールではないものの、ピラタファミリーの第二世代ということで、ピラタモルガンの孫になります。

 両者ともスピード系のルチャドールではないので、試合は激しい殴打の応酬、そして大技の連続が見所になると思います。CMLLの坊主要員の一人でもあるレイ・ブカネロなので、今回もスペル・クレイジーに負けてしまう可能性はあるのですが、どのような結果になっても名勝負になることを期待します。

 というわけで、ざっとではありますがCMLL創立83周年記念興行の注目カードを紹介してみました。日本では日本現地時間9月3日からビデオ・オン・デマンドによる録画配信が始まると思いますので、気になる方は公式ホームページからチェックしてみてください。