(写真・記事元:solowrestling.com)
2016年12月25日日曜日アレナ・ナウカルパンで開催されたLucha MemesによるCHAIRO興行にて、CMLLの管理するアレナ・コリセオタッグ王者タイトルが、インディー団体のIWRGの手に渡る事態となった。
第7回目となったCHAIRO興行「ヘル・イン・ア・クリスマス・セル」で行われた、パンサー、ゲレロマヤ対ブラックテリー、ネグロ・ナバロにて、ベテランのブラックテリーとネグロ・ナバロが現王者を破った。CMLLの管理するタイトルが他団体に渡ったのは2015年、マスカラドラダが新日のBUSHIに破れ、CMLLウェルター級タイトルを失った時以来である。CMLLが交流を持たないインディー団体にタイトルを流出したのは2005年、ロッキー・ロメロが、ロスアンゼルスで行われたインディー興行にて、トミー・ウィリアムスに破れ、ライト級タイトルを失った時にまで遡る。
CMLLとLucha Memesによってもたらされたこの結果は、CMLLのタイトルがインディー団体によって管理されていくことを意味している。さらに、ネグロ・ナバロとブラックテリーの勝利は、昨年から表に際立ってきたゲレロマヤとのインディー興行におけるライバル関係を際立たせることとなった。
Lucha Memesのプロモーターであるダニエル・レデスマ氏は、このタイトル流出について、Lucha MemesのCMLLとの関係が新たな局面に突入したことを意味していると、SNSを通してコメントしている。また同氏は、CMLLが既に同団体の興行において、ブラックテリーとネグロ・ナバロのタイトル防衛戦を計画していることを保証した。今後のLucha Memesの動向に注目だ。
Walter Rosales