(写真元:CMLL 記事元:superluchas.com Apolo Valdés)
Grand Prixに新王者が誕生した。CMLL内にて全てを手に入れたといっても過言ではない人物、そして唯一達成したことがなかったGrand Prix優勝を果たしたのは、そうミスティコである。
今年の出場者の中には、CMLLの異なる各会場全ての大会に出場しており、これまでに観客に強い印象を残した新しい顔が見られた。
特に、今年の海外選抜チームには、プエブラ大会とグアダラハラ大会で神がかり的な勝利を収めたサムライ・デル・ソルとロッキー・ロメロが参加していた。
さらに、メキシコ選抜に選ばれたのは、創立90周年記念興行でコントラマッチを行うことが決定している、ウルティモ・ゲレロ、アベルノ、ボラドールJr.、アンヘル・デ・オロ、テンプラリオ、ドラゴン・ロホJr.の6名が含まれていた。
しかし、メキシコ選抜内に対立があったが、それは海外選抜チームも同様であり、新日本プロレスリング代表の2名の選手は異なるグループに所属する選手であった他、ロッキー・ロメロはサムライ・デル・ソルを信用ならないと断言していた。
各選抜チームのメンバーは下記の通りだ。
メキシコ選抜
アベルノ、ウルティモ・ゲレロ、ドラゴン・ロホJr.、アンヘル・デ・オロ、テンプラリオ、2代目マスカラドラダ、ボラドールJr.、ミスティコ
海外選抜
バリアン・アッキ(インド)、フランシスコ・アキラ(イタリア)、アドリアン・クエスト(アメリカ)、TJP(フィリピン)、ロッキー・ロメロ(アメリカ)、サムライ・デル・ソル(アメリカ)、KUSHIDA(日本)、高橋ヒロム(日本)
試合経過
エリミネーションマッチ形式の試合が始まり、数分間の応酬後、排除される選手が現れ始めた。最初に排除されたのはアドリアン・クエストであり、2番目に排除されたのは驚くべきことにドラゴン・ロホJr.であった。
その後、フランシスコ・アキラ、アンヘル・デ・オロ、TJPが排除されると、続いてテンプラリオ、バリアン・アッキ、アベル、そして、サムライ・デル・ソルがリングを去った。
排除者リストにウルティモ・ゲレロ、ロッキー・ロメロが加わると、さらに続いてボラドールJr.、2代目マスカラドラダが排除され、リングに残ったKUSHIDAそして高橋ヒロムを相手にすることになってしまったミスティコにとっては難しい状況となった
こうして、日本人代表の両名は金銀王子に挑戦するという偉大なチャンスに恵まれたが、ミスティコはKUSHIDAを排除すると、続いてフィニッシャーのミスティカでヒロムを下し、Grand Prix 2023大会に優勝したのであった。
今年はGrand Prix優勝トロフィーはメキシコに残ることとなり、さらにCMLLの誇る最高の選手の一人の手に渡ることとなった。