(画像・記事元:superluchas.com 記者:Jon Duarte)
プロレスにおいて存在する扉の一つ一つを開けるという行為は、産業全体にとって好ましいことである。WWEのような帝国において100%の実力を発揮できないということは、TNAの女子王者であるジョーディン・グレイスがロイヤル・ランブル2024に参戦したことのように、AEW、ROH、NJPW、CMLL、AAA、規模がより小さい団体にとってはコラボレーションによってのみ良い結果がもたらされるということは理解できる。説明は十分であり、大体規則正しく、これまでもそのようにされてきた。
AEWでのさらなる活躍を望むアトランティスJr.
今回、我々が取り上げるのは現在はCMLLに所属し、2月28日のAEW Dynamiteに出場しクリス・ジェリコと対峙したアトランティスJr.である。実際に、同選手は2018年のデビュー以降、CMLLの以外の大会への出場を止めることはなく、2024年はCMLL、AEWのみならずNJPWや、ルチャ・リブレ・トータル・シカゴといったインディー団体の大会にも出場している。
アトランティスJr.はイリノイ州シカゴのラジオ局WGN Radio 720にて、AEWでの経験について話した。
「CMLLの素晴らしい同盟関係に本当に感動しています。今は、MLWとAEWにメキシカン・ルチャ・リブレを、我々のファイティングスタイルを、アメリカ国内でも人気が高まっている地域に届けることが出来て幸せです。」
「クリス・ジェリコとの試合はとても大きな夢でした。小さい頃はWWEのゲームではクリス・ジェリコをいつも使用して遊んでいました。CMLLが『君はクリス・ジェリコとシングルマッチで試合をするよ』と言われた時は、とんでもない冗談だと思いましたよ。でも数時間後、CMLLがSNSでポスターを公開したんです。その瞬間、大量のアドレナリンが分泌されるのを感じて、とてもナーバスになりましたらとても嬉しかったんです。」
「そして今は、経験を積むためにも、もっとチャンスが欲しい、もっとAEWで試合がしたいです。メキシコのファイティングスタイルはアメリカのものとはとても異なります。メキシコでは試合の展開はとても速く、たくさんの空中技がありますが、アメリカではより打撃技、ロープ技、そしてドロップキックに焦点が当てられています。クリス・ジェリコという伝説との、私にとっての夢が実現した試合で私はそれを学びました。この唯一無二のチャンスを与えてくれたクリス・ジェリコには心から感謝しています。」