
(写真元:@reyhechicero Instagram 記事元:solowrestling.com 記者:Sebastián Martínez)
プロレス業界の視線がメキシコに集まっている。とりわけ、WWEがAAAの買収を公式に発表した以降、CMLL内では一連の反応があった。CMLLは何人かの所属選手がWWEと契約を結ばないように対策を講じている。
数日前、SolowrestlingはWWEが興味を示した数人のメキシコ人レスラーについて報じた。その選手というのはエチセロ、テンプラリオ、エスフィンへ、ティタン、ソベラノJr.、そして、その中でも最も注目されているのがマスカラ・ドラダであり、彼らがWWEの標的となっているというわけだ。短期間での獲得は複雑であるように見えるが、この不確定な契約下にある選手の流出の危険性を前にAEWは手札を切った。
LuchablogのX上のポストによると、Reddit上で複数のアカウントが情報をリークし、AEWがエチセロと契約を結んだという。エチセロといえばAEW内でも5月末から頻繁に大会に顔を出す選手となっている。情報は、エチセロとAEWの契約というのはCMLLとAEWを取りつなぐ二重契約であり、AEW Grand Slam Mexicoの開催時期頃に公式なものとなる予定であったが、遅れが生じていたという。
「このRedditのユーザーの言っていることは正しいと思います。とある二人の情報提供者はエチセロがAEWと契約を結ぶであろうと言っていました。計画としてはGrand Slam Mexico大会あたりに公式に発表しようとしていたようですが、少しだけ遅れたということです。個人的には確実な情報を発信するまで待ちたいと思います。二重契約ですからCMLLでも活動を続けるでしょう。」とLuchablogは書いている。
今週、トニー・カーン氏はWWEのAAA買収という一触即発の状況下において、CMLL所属選手との契約の可能性について質問を受けた。AEWの代表は『CMLLを裏切り、選手と契約を結ぶようなことは決して無い』と頑なな態度を示した。カーン氏はCMLL所属選手との契約に関するいかなる行動については、CMLLの同意と積極的な関与をもってして行われると明らかにした。さらに、カーン氏は、竹下幸之助のケースと同じように、CMLLとは協力的な関係で仕事をしたいと考えていることを付け加えた。
AEWが毎週開催している大会に頻繁に出場する他団体所属の選手に対しては、この戦略を取り続けていく可能性が非常に高い。AEWと共に、CMLLは優れた選手と、より好条件な契約を結ぶことで選手を引き留め、WWEへの選手流出を防ぐことが可能となる。二重契約下ではCMLLはAEWと契約を結んだ選手も引き続き起用することができることから、素晴らしい戦略と言えるだろう。