かなり遅くなってしまったんですが、11月30日日曜日アレナ・ナウカルパンで開催されたIWRGの定期興行に行ってまいりましたので、写真をメインにざっとリポートをしたいと思います。
一試合目のセントゥリオン、ドラゴン・セレスティアル、メタレオン対ディーバ・サルバヘ、ガビオタ、エストレージャ・ディビナの試合はコメディマッチ。圧巻だったのはエストレージャ・ディビナですね。以前の記事でエストレージャ・ディビナを女性と紹介しましたが、トランスジェンダーのルチャドーラでした。恵まれた体格から繰り出される動作の一つ一つが迫力満点。コメディマッチでなくとも活躍できるルチャドーラだと思いました。
2試合目の忍者タートルズなんですけど、僕が今までにメキシコで生で観戦した試合の中で稀に見る塩試合でした。いや、もう一緒に試合をしているルードが可愛そうになってくるくらいです。キャラクターとしては人気なのかもしれないですけど、肝心のルチャの方はというと派手な大技や関節技の応酬はなく、ルチャ・リブレ馬鹿を自称する管理人からすると見る価値なし。なんでこんなユニットを推してるんだろう・・・
3試合目のレランパゴ、ドクトル・セレブロ、エンペラドール・アステカ対ウニベルソ・2000・ジュニア、トラウマII、ラジャンが個人的にはこの日のベストマッチ。特にドクトル・セレブロとトラウマIIの関節技の応酬がとにかく素晴らしかった!僕はルチャ・リブレの醍醐味は華麗な空中技ではなくて、関節技のバリエーションの豊かさだと思っておりますので、非常に満足でした。
やはりトラウマ兄弟は光るものがありますね。まだまだ若いですし、今後もインディー団体を中心に活躍してくれると思います。そして流血試合要員だと思っていたドクトル・セレブロはルチャ・リブレの基礎がしっかりできている実力派ルチャドールでした。
先週の日曜日、オフィシアル911とAK-47が持つIWRGタッグ王者に挑んだエテルノとカニス・ルプスでしたが、残念ながらタイトル奪取に失敗。そのリベンジマッチが行われる予定でしたが、AK-47不在のためコミッショナーがタイトル戦を中止。急遽、ダニー・カサスが参戦し、普通のタッグマッチになってしまいました。
試合はオフィシアル911とダニー・カサスが勝利しましたが、格下のダニーに負けたエテルノが試合後、レフェリーなしのデスマッチを要求。オフィシアル911とダニーはこれを了承し、今週末にレフェリーなしのデスマッチが行われることになりました。
ファイナルはベネノとトスカノさんのための試合でした。トスカノさんはベネノの凶器攻撃で流血。試合はルードのストレート勝ち。
ベネノは試合後に「これが実力の差だ!」トスカノさんに言い放ちました。試合後、トスカノさんはカベジェラ戦を要求。ベネノはこれを受けて、今週末のアレナ・ナウカルパンのファイナルで二人のガチンコ、カベジェラ・コントラ・カベジェラが行われることになりました。
それにしても、いきなり始まったベネノとトスカノさんの抗争なんですが、どんな風に終わらせるつもりなんだろう・・・。