(写真・記事元:solowrestling.com Walter Rosales)
CMLL内の問題で解雇されたマスカラとマキシモだが、ここまで沈黙を続けていたのがボビー・ビジャこと、ボビー・サバラだ。アルバラドファミリーと共に解雇されたわけだが、その理由については未だに明らかになっていない。
Más Lucha TVのインタビューで、自身の解雇処分について、自分自身にも心当たりがないことを含め、吐露した。
「(突然の解雇は)少し、困惑したよ。どうして解雇されたのか、マジでわからない。オフィスで何にも言われなかったし、解雇の理由も教えてもらってない。マジでわからないんだけど、偉大な会社の決断だから、俺は尊重するよ。7年間キャリアを積んで、たくさんのことを学んだし、とても難しいこともあったよ。でも、俺の人生はこれからも続いていくからね。」
だが、ボビー・サバラはこの件について、一つの持論がある。アルバラドファミリーの蛮行を録画したビデオが、SNSに拡散された後、防犯カメラにアルバラドファミリーと共にボビー・サバラの姿が映し出されていたことを、本人が認めた。ところが、これはアルバラドファミリーの蛮行とは全く関係のないことだという。
「俺はただ、(蛮行に及んでいた)彼らを落ち着かせようとしただけなんだ。本当にだたそれだけだったんだよ。たぶん、カメラに一緒に映っていたの見られたんだと思うけど、それが解雇の決め手になったんだと思う。でも、俺は車には一切触れていない。」
ボビー・サバラはさらに、以前から報じられていたことに関しての、詳しい情報を話した。同氏によると、事件前日、CMLLの上役達と事件に関与する選手達が夕食を共にしたという。その会話の中で、アルバラドファミリーとの議論に緊張が高まり、ウルティモゲレロが席を外したという。
「その金曜日、午後1時くらいだったけど、俺は試合をしていたんだ。そしたら、プログラム管理部のエドガー・ノリエガから電話があったんだ。彼は、問題が片付くまで、試合には出場できないと言ったんだ。『でも、どうして?俺は関係ない。』と言ったら、『アルバラドファミリーと一緒にいたところがカメラに映った。そして、これは社長からの命令なんだ。』それが、金曜日。そして、土曜日、日曜日が過ぎて、月曜日に俺たちが解雇になったということを知ったんだ。そして、やっと水曜日に俺の電話に応対してくれたんだけど、社長も、その娘も答えてくれなくて、唯一応対してくれのが、フェリシアーノで、彼は『私たちは君が素晴らしい選手で、とても落ち着いた男ということは知っている。だが、我々のメンバーには相応しくない。これは、ルテロス代表の命令なんだ。』とだけ言ったんだ。」
さらに、今回の件についてボビー・サバラに回答しなかったのは、ウルティモゲレロだという。ウルティモゲレロは、CMLLに抗議したとのことだが、未だに返事を待っているという。また、ロス・レボルシオナリオスのドラゴンロホ・ジュニアとポルボラが、ボビー・サバラの解雇処分について見直すように働きかけたようだ。
様々な情報が行き交う中、ボビー・サバラは自身の解雇と共に、新たなチャンスが与えられたことを明らかにした。ボビー・サバラはインディーとして活躍することの他、The CrashやAAAへの参戦にも興味を示している。