(写真・記事元:thegladiatores.com Alfonso Lizarraga)
間もなく独立記念日を迎える9月最初のIWRG興行が、1日日曜日のアレナ・ナウカルパンで開催された。そのメインイベントでは、IWRGヘビー級王者のイホ・デ・カニスルプスが、CMLLで活躍中のエチセロを相手に防衛戦を行った。
数週間前からライバル関係が始まった両者の試合は、間隔があいてしまってからといって、その興味が消え去ってしまったわけではなかった。タイトル戦はお互いの技術を駆使した素晴らしい試合となった。関節技の応酬や、カニスも王者の貫禄を見せ、お互いがお互いのレパートリーを引き出し合う展開を見せた。
挑戦者のエチセロは、カニスの左ひざを狙い消耗させる作戦にでると、試合後半には、明らかに痛みに苦しむカニスの姿があった。最終局面、エチセロがトップロープを越えるトぺでカニスに止めをさそうとするも、カニスを立たせるためにサポートしていたレフェリーのレジェス・ロサスを巻き込んでしまう。その後、リングに戻ったカニスにみちのくドライバーを決めてピンフォールを奪おうとするも、レフェリーは不在。バックステージから代わりのレフェリーが登場。カニスは最後の力を振り絞り、トップロープからのボディプレスを繰り出すもエチセロに迎撃されてしまう。
エチセロは追撃となるパワーボムを決めようとするも、頭を抱えた際に、事故的にカニスのマスクが脱げてしまい、レフェリーは挑戦者のエチセロに反則負けを宣言。試合はカニスの勝利となり、防衛成功。他団体へのタイトル流出を防いだ。