(写真・記事元:THE GLADIATORES DIEGO MEJÍA EGUILUZ)
1992年から続くIWRGハイパワー杯は、タッグマッチ形式のトーナメントからシングルマッチに切り替わった経緯があるが、2017年は若手勢とベテラン勢による伝統的なエリミネーションマッチ形式で行われた。
ベテラン勢として出場したのは、ソラル、パンテラ、ピラタモルガン、ビジャノⅣ、そしてネグロナバロ。対する若手勢は、トラウマⅠ、ダニー・カサス、インポシブレ、エレクトロ、マスカラ・アニョ・2000・ジュニアと、現在のIWRGで勢いのある選手が揃った。
威厳あるハイパワー杯の元、若手勢のペースに巻き込まれてはならないと、経験豊富なソラルとインポシブレの1対1による関節技の応酬によって試合は始まった。試合に火が着いたのは、ダニー・カサスの順番になり、ビジャノⅣを試そうとした時だった。ダニー・カサスは、ビジャノⅣの特徴的な、ピンクパンサーのマスクを破壊しようとすると、試合はさらにヒートアップ。そして、トラウマⅠとネグロナバロによる親子同士の戦いに発展。
試合はエレクトロとパンテラの一騎打ちになったが、控室から登場したヒップホップマンのビールによる目つぶし攻撃がエレクトロにヒット。その隙を逃さなかったパンテラがボディプレスで畳みかけ、ピンフォールを奪った。こうしてベテラン勢がハイパワー杯を獲得したが、その間、ヒップホップマンはエレクトロとのシングルマッチを宣言した。