(写真・記事元:thegladiatores.com Alfonso Lizarraga)
8月30日日曜日アレナ・ナウカルパンで開催されたIWRG定期興業のメインイベントは『Rey del Ring 2020決勝戦』ということで、第二グループ勝者のイホ・デ・カニスルプスが、第一グループ勝者のシュン・スカイウォーカーが対戦した。試合の勝者は来週日曜日の興行で、現Rey del Ring王者のデモニオインフェルナルとのタイトル戦に挑戦する。
試合は予想されていた通りハードな展開となり、両選手は試合に勝つために関節技や大技、空中殺法、延髄斬り、顎へのエルボー、チョップなどの応酬を繰り広げ、試合を展開させた。
試合終盤、シュンはカニスへの膝から着地するムーンサルトプレスをトップロープから繰り出し、フォール勝ちを収めた。これで、シュンはRey del Ringタイトル戦への挑戦権を獲得し、初代日本人王者のヤマトに続いて2代目日本人王者となれるかが注目される。
セミファイナルはまさしく戦争を様を呈した試合であり、ロス・ネゴシアンテスこと、フレセロジュニア、デモニオインフェルナルが、トラウマ兄弟と対戦。ネゴシアンテスはトラウマ兄弟入場が終わるや否や速攻を仕掛けると、リング内外でトラウマ兄弟を追い詰めた。トラウマ兄弟も反撃を開始するが、フレセロがトラウマⅡのマスクを奪うと、トラウマⅡもローブローで即座に逆襲。その後、デモニオとトラウマⅠが雌雄を決するべく対峙するものの、現Rey del Ring王者のデモニオは、トラウマⅠのフィニッシャーであるLo Negro del Negroでタップ勝ちを収める。
シングルマッチで激突したドラゴンベインと吉岡は激しい試合で観客を魅了。ストロングスタイルで挑んだ吉岡に、得意の空中技を封印してドラゴンベインも同じファイティングスタイルで対戦。ドロップキック、ラリアット、力技の応酬を繰り広げた。最後はドラゴンベインがリバースフランケンシュタイナーで吉岡からフォール勝ちを収めた。
2試合目のトキシン対プーマ・デ・オロの試合では、トキシンが辛勝。大技や場外へのトぺで両者とも激しい火花を散らしたが、最後はトキシンがバスタードワンでプーマからピンフォール勝ちを奪った。
試合後、プーマはトキシンへのタイトル戦を要求。トキシンはまずはリベンジマッチを行い、試合に勝てばタイトル戦を引き受けると応えた。
1試合目ではアトミックとレイ・ハルコンが対戦。大技と空中技で試合は盛り上がった。アトミックが試合を優位に運び、試合に勝利するかと思われたが、レイ・ハルコンがカサドーラからのドライバーを決めて、アトミックから3カウントを奪い試合に勝利した。