(画像元:AAA 記事元:solowrestling.mundodeportivo.com Nicolas Lafferriere)
- 大雨により水没した会場で決行されたインディープロモーターによる大会が話題となった。
メキシコルチャリブレを代表とする偉大な文化は一般大衆の周知のものとなりつつある。ほぼ毎日、少なくともメキシコ国内でルチャリブレの一大会が開催されているのを確認することが出来、選手とプロモーターの大きな意気込みの前では悪天候の最悪のコンディションでさえ霞んでしまうものだ。
その一つの例として、5月13日土曜日の夜、ベラクルス州のリエンソ・チャーロ・マルティネスで、複数のAAA所属選手が出場した大会が開催されたのだが、大会中の大雨がリングを残して会場を水没させた。大会を中止させ、観客を帰させるというのが賢明な判断だが、そうはならなかったのである。
but it's Mexico and the show must go on, so they just sit everyone up in the bleachers and the wrestlers make what they can do in the ring. (This is a still from about 2 hours of video on Facebook) https://t.co/St09dnUujP pic.twitter.com/Pxbu5A5fip
— luchablog (@luchablog) May 15, 2023
観客は水没したエリア避けて1階後方の席に移動すると、当初から期待されていた通りに大会を決行。選手らは水浸しかつ、小川のように流れ、短時間で水が引くとは思えないほどに四方が水没したリング上で試合を行った。最も注目を浴びた試合はイホ・デル・ビキンゴがミステシスJr.、コマンダーを相手にAAAメガ王座を賭けた防衛戦であった。三すくみの試合はリング外にまで展開し、イホ・デル・ビキンゴがミステシスのカナディアンデストロイヤーを水没したエリアで受けるという場面もあった。
その他にも、レディ・マラビジャ、シコシス、レディ・シャニ、パガノ、サイコ・クラウンといった選手が異常な大会に出場した。FacebookのユーザーであるMr. Martinezは大会を現場から配信し、Luchablogは大会の模様をツイッターで拡散したことで、大きな話題を呼んだ。道徳的に疑問の余地が残るということはひとまず置くとして、ファンとスタッフ、選手にとっては長い間、忘れることが出来ない一夜になったのは間違いないだろう。