(画像・記事元:superluchas.com 記者:Apolo Valdés)
ドラゴン・ロホJr.はCMLLでとても良く知られたルチャドールである。団体内での活躍と自身の努力によって手に入れた名声だ。
そんな彼が、CMLL創立90周年記念興行にて、テンプラリオとのマスカラ戦に敗れた。
現在、メキシコのルチャリブレ業界でドラゴン・ロホJr.として知られているが、多くのファンにとって、ドラゴン・ロホSr.が存在しないこと、そして、そのリングネームはアニメから生まれたことを知らない人は多いだろう。
ドラゴン・ロホJr.が、何かの映画、ドラマシリーズ、その他エンターテイメント作品をベースにした最初のルチャドールではない。しかしながら、ドラゴン・ロホのキャラクターは、既に存在していた何かをベースにしたものではなく、正しく、ある映画のプロモーションのために創造されたものであり、選手自身がそのキャラクターを超えたという背景が存在している。
ルチャリブレの王者達
ディアマンテ・ネグロがドラゴン・ロホJr.のリングネームを使用し始めたのは2008年のことであった。それは、公開間近となっていた『Los Campeones de la Lucha Libre』という映画の宣伝の一つであったのだ。
『Mucha Lucha!』を制作したエディ・モートとリリー・チンによって書かれたこの映画は、悪玉ルチャドールの一団から、とある集落を守ろうとするドラゴン・ロホJr.、ミステル・プロフェシオナル、ソルプレサ!、ラジョX、ツェツェ・フライといった複数のキャラクターのストーリーが描かれた映画だ。
ドラゴン・ロホJr.という名前
まさに我々が興味を持つキャラクターが、ドラゴン・ロホと呼ばれるルチャドールの息子だ。『Jr.』を追加され、その名前を与えられた選手が、その映画の公開から15年たった今でも、そのリングネームを保持しているということは興味深いことであるが、現在の異名である『ルチャリブレの将軍』については、それに関連する他のキャラクターは存在していない。
その映画は、作品を愛するファンやMucha Lucha!シリーズのファン達の間では現在も記憶に残る映画である。しかしながら、ドラゴン・ロホJr.というキャラクターは映画を超え、ルチャリブレのファンコミュニティーの間で、キャラクターが登場したその映画よりもよく知られた選手となった。
Dragón Rojo Jr., el personaje que nació de una película animada | Superluchas