(画像・記事元:solowrestling.com Walter Rosales)
ルチャリブレ界が悲しみに包まれている。家族によると、元ベテランルチャドールのマキシミノ・リナレス・モレノ、通称ラジョ・デ・ハリスコが85歳で亡くなったことが伝えられた。死因は老衰とのことだ。
リナレスはルチャリブレの象徴ともいえる選手の1人であり、メキシコを代表するデザインのマスクを使用していた。息子にはラジョ・デ・ハリスコジュニア、孫にライマン、そして兄弟の息子らのトニー、ブラックシュガーがいる。
メキシコシティのミルパアルタに生まれ、1950年にミステル・ミステリオとしてデビュー。1960年にエル・ラジョに改名し、その1年後にはラジョ・デ・ハリスコを名乗った。グアダラハラに登場する際、リナレスは、オリジナルのラジョ・デ・ハリスコであるフィリ・エスピノサより、名前を使用する許可を受けて、さらにその名を有名にするであろうとされた。キャリアをスタートしたハリスコ州で活躍するとともに、EMLLでも活躍し、NWAミドル級王者を3度獲得し、ラ・ベスティア、ミステル・サングレ、ロス・エルマノス・ムエルテとのマスカラ戦を制した。
1989年、ブルーデーモンとの引退を賭けたマスカラ戦で敗北した。その後、AAAにて息子と二度の引退試合を得て同年に引退した。2013年にCMLLにて、その偉業を称えるHomenaje a Dos Leyendas興行が開催されると、2014年にはAAAに殿堂入りを果たした。Solowrestlingはリナレス氏が亡くなられたことに、家族、友人、同僚の方々にここからお悔やみを申し上げます。