(写真元:Lucha Libre London 記事元:solowrestling.com IVÁN BEAS)
デイブ・メルツァー氏がWrestling Observerの最新号にて、検死の結果、ロンドンでの試合中に51歳で逝去したシルバーキングの死因は心筋梗塞であったと伝えた。シルバーキングの父親のドクトル・バグネルも同じく心筋梗塞により68歳で亡くなっている。
対戦相手のフベントゥゲレラはインタビューにて、シルバーキングは病気の治療に関する問題を抱えており、医師の処方に従うべきであったと断言したことから、服用していた薬の過剰摂取によって心筋梗塞を引き起こしたのではないかと噂された。
しかしながら、息子であるウリセス・ゴンサレス氏は会見にて、フベントゥゲレラのコメントは全くの嘘であるというニュアンスで話し、その証拠も見せることができると発言。兄のドクトル・バグネルジュニアは、シルバーキングは薬を常用しておらず、中毒でもなかったと証言。また、ウリセスは適切な処置が最速で施されていれば父親は助かったであろうとも強調した。
シルバーキングの逝去はルチャリブレ界に激震を与えた。メキシコ各地のルチャリブレ協会は、こういった事態に対応すべく、所属するレフェリーに心肺蘇生法を教え、また、会場により多くの医者や救急隊などを配備するなど、細心の注意を払うことを決定した。
シルバーキングの葬儀は家族による密葬で、近日中にメキシコシティで行われるという。また。CMLLやAAAを含む複数のプロモーターらがシルバーキングを称える興行を開催すると発表している。