(画像・記事元:superluchas.com Apolo Valdés)
SNS上にアップロードされた動画を通じて、フェニックスは保有していたAAA世界クルーザー級王座、ラテンアメリカ王座を返上することを発表した。
フェニックスはこれらのタイトルを獲得して以降、団体内外を問わず1年以上に渡り1度も防衛戦を行っていないことから、返上した方が良いと決断したものと思われる。
防衛戦を1度も行うことが出来なかった理由としては、アメリカでの複数の大会に出場するようになったことで、メキシコで試合を行うことが難しくなってきたことが挙げられる。兄弟であるペンタゴンJr.とメキシコに戻ってくるチャンスがあったが、必ずしも二人揃っての大会出場というわけではなく、個人で出場することもあった。
「残念なことに、海外の団体との契約が原因で、AAAの大会に定期的に出場することがとても難しくなってしまいました。ついては、今日、ラテンアメリカ王座とクルーザー級王座を返上します。王者にとって重要なのはそれを後進に残すことですが、これらのタイトルは非常に多くの困難に満ちたものでした。」と動画の中で語っている。
フェニックスはAAAメインロスターがタイトルを保有することを希望
しかしながら、フェニックスはAAAにはタイトルに相応しい才能に満ちた選手がたくさんいることを認めており、メインロスターが保有することを望んでいるという。
「AAAにはアレス、コマンダー、ラティゴのようにタイトルの価値をさらに高め、後進の為に残すことができるような、若く才能あふれる選手がたくさんいます。」
2022年6月18日、当時のラテンアメリカ王者であるタウルス、クルーザー級王者のラレドキッドは、バンディード、イホ・デル・ビキンゴ、フェニックスを相手にタイトルの防衛戦を行ったが、フェニックスが試合を制して両タイトルを獲得している。
しかしながら、海外の団体との契約履行とケガにより防衛戦を行うことが出来ない状態が続いていた。