（写真・記事元：superluchas.com William Beltran）
- AEWがブロディ・リーの死を報じた。同選手はここ数か月間、テレビにその姿を見せていなかった。安らかに。
訃報だ。AEWは、残念なことにブロディ・リーが亡くなったと報じた。本名ジョナサン・フーバー（41）氏は、ここ数か月間AEW Dynamiteに姿を見せておらず、その理由については明らかにされていなかった。彼の状態は社内において秘匿されていたようである。
WWEではルーク・ハーパーとして活躍
AEWはジョナサン・フーバー氏の死を伝える画像と共に、次のようなメッセージをSNSに発表した。
#RipBrodieLee pic.twitter.com/wBdvPO5F9Y
— All Elite Wrestling (@AEW) December 27, 2020
『AEWファミリーの心は打ち砕かれました。素晴らしい人々で満ち溢れた業界で、ジョン・フーバー氏は特に尊敬され、様々な形で愛されていました。強烈で魅惑的、慎重な助言者であり、ブロディ・リーというキャラクターとは正反対の、単純にとても優しい心の持ち主でした。』
『妻アマンダ、子供たちであるブロディ―とノーランへの愛は、疑いようがなく、彼と同じ時間を過ごすことができた、幸運な私たち全てに捧げられたものであり、私は彼と、彼の美しい家族へ、今日、そしてこれからも愛を送ります。プロレス界におけるジョンと彼の仲間達の人気と影響力は世界とAEWを超越しており、この喪失は長い時間、私たちの心に残ることでしょう。』
『彼を兄弟、友人、AEWの一員として迎え入れることができた我々は非常に幸せでした。』
ブロディ・リーは1979年12月16日ニューヨーク州ロチェスターで生を受けた。2003年にプロデビューし、CHIKARA、Squared Circle Wrestling、Dragon Gate USA、ROH、Combat Zone Wrestlingといった団体で、その凶暴なスタイルで際立っていた。2012年、33歳の時にWWEと契約した時には既に引退を考えており、19回のトライアウトを受けたにもかかわらず合格できなかったことから、WWEに所属することになるとは夢にも思っていなかったという。
WWEではワイアットファミリーの一員として、ブライ・ワイアット、ブラウン・ストローマン、エリック・ローワンと共に行動し、WWEの恐怖の象徴として現在でも語り継がれている。タイトルを獲得したこともあるが、2019年に個人として評価されていないと感じ、同年12月8日に退団している。
2020年3月18日にAEW Dynamiteにてデビューを果たし、『The Exalted One』としてThe Dark Orderのリーダーを務めた。複数のプロレスラーを勧誘し、コーディ・ローデスを破ってTNT王座を獲得したが、46日後の10月7日放送分のAEW Dynamiteにて同選手に敗れタイトルを失っている。ブロディ・リーの最後の試合がまさしくそのタイトル戦であった。その後、Dynamiteに姿を見せることはなくなり、本日、その逝去が発表されるまで動向が一切不明であった。
元プロレスラーのシンディ・シンことアマンダ・フーバーと2008年に結婚。NXTではエリック・ローワンとのタッグ王座を獲得、SmackDownでもローワン、ブライ・ワイアット、そしてランディ・オートンとそれぞれタッグ王座を獲得している。チーム・シナとチーム・オーソリティの試合が繰り広げられたWWE Slammy Award 2014で優勝し、WWEインターコンチネンタル王座を27日間、TNT王座を46日間保有していた。
現在のところ、死因については不明だ。SÚPERLUCHAS一同、ご遺族にお悔やみを申し上げると共に、個人のご冥福をお祈り申し上げます。
