ルチャリブレ馬鹿は今日もプロテインです

ルチャリブレ、プロレスのスペイン語記事を日本語訳して紹介します。

【訃報】70年代を代表するルチャドール『エル・ロストロ』が逝去

(画像・記事元:superluchas.com 記者:Apolo Valdés)

 メキシコのルチャリブレ業界が喪に服している。70年から80年代にかけて名前が知られたエル・ロストロが逝去したと報じられた。

 SNSを通じて同時期にリング上で多くの瞬間を分かち合ったドス・カラスがエル・ロストロの逝去を伝えた。しかしながら、死因については詳しく発表していない。

 「私の親愛なる同郷人よ、私の人生の友ルチャリブレと目標の仲間、私は君にこれからも感謝するだろう。何故なら、君は私がルチャドールとしてのスタートを切ったときに手を伸ばしてくれたからだ。君はルチャリブレ黄金期の偉大な伝説の一人だった。特に60年代の終わりに活躍し、伝統的な選手の優雅なキャラクターを持っていた。私の兄弟たちと一緒に、数えきれないほどのボディビル大会で競い合い、ルチャリブレ界の無数の逸話を体験してきたね。」

 「どうやら、昨日が我々の最期の再開だったようで、数時間も話し合ったね。人々がまだ君のことを覚えていて、尊敬しているということを知って、君はとても感動しているのだと気付いたよ。」

 「兄弟よ、ゆっくり休んでくれ。神の恵みのあらんことを。そして、君が行った全てのことに感謝する。エル・ロストロ!君はいつまでも愛され、尊敬され続けることだろう。」

エル・ロストロとは何者か?

 エル・ロストロは70年から80年代にかけて、ルチャリブレファンに忘れることのできない記憶を残した、自力で名声を得た選手であった。

 1945年4月16日メキシコシティで生を受けた同選手はクアウテモック『エル・ディアブロ』ベラスコを後見人として、1967年2月ハリスコ州グアダラハラでデビューを果たした。彼の最初の対戦相手はビック・アメスクで、リング上の武勲と感動の全ての叙事詩となるキャリアをスタートさせた。

 世界タイトルを獲得したことは一度もなかったが、彼の偉業は反響を呼んだ勝ち星を挙げた、忘れることができないコントラマッチにより練り上げられた。エル・ロストロはマヌエル・ロブレス、レオ・ロペス、マルコ・トゥリオとの、観客を熱中させたカベジェラ戦に勝利し知名度が急上昇、大衆の中での人気者の一人となった。

 この謎多きキャラクターはバレンテ・ペレス氏によって作り上げられ、彼の展望と創造力がエル・ロストロに命を吹き込み、メキシコルチャリブレの肖像となった。長いキャリアを通じて、エル・ロストロは無数のライバルたちとリングを共有したが、その中でも最も強大なライバルは伝説のソリタリオだった。さらに、エル・ロストロはラカン・ラミレスとチームを結成し、ルチャリブレの歴史に残るタッグの1組として活躍した。

エル・サントとの相似性

 エル・ロストロのマスクは銀色のマスクと雫を模った目のデザインから、エル・サントのマスクと何度も比較されたことを忘れることは出来ない。しかしながら、エル・ロストロのマスクはほとんどが口の部分が開いており、目の周囲は黒にデザインされていた。

 しかし、エル・サントの孫であるアクセルが現在使っているマスクとは、そのデザインが非常に似通っており比較をしないわけにはいかないだろう。

Falleció El Rostro, luchador mexicano de los años 70 | Superluchas