ルチャリブレ馬鹿は今日もプロテインです

ルチャリブレ、プロレスのスペイン語記事を日本語訳して紹介します。

2023年プロレス興行観客動員数ランキングベスト20

(画像・記事元:superluchas.com 記者:Rafael Indi)

 2023年がほぼ一週間前に終わったが、プロレス業界にとっては素晴らしい一年であったことは記憶に新しい。コロナ禍が終息し、世界各地のプロレス会場も活動を完全に再開。第一次世界大戦後の競争の20年代を思わせる熱狂がプロレス業界を包んだのであった。

 本日、2023年の概括として、Wrestlenomicsが2023年に開催されたプロレス興行の内、観客動員数ランキングベスト20を動員数データと共に発表した。

 結果は明らかであり、AEW All In大会であった。WWE以外の興行がランキング1位に輝くのは久しく、毎年レッスルマニアがランキングの1位に君臨していたが、2023年のチケット販売数は2位のレッスルマニアに1万5千枚という差をつけてAEW All Inが1位の座に輝いたのであった。しかしながら、AEWはハウスショーでの観客動員に苦しみ、All In以外の大会についてはランキングに一切入っていない。

 また、NOAHの興行で開催された武藤敬司引退試合興行は、日本で最も人気を誇るレッスルキングダムを超えた観客動員数を記録。同じように、2023年はCMLLも動員数を伸ばし、3大会が1万5千人という動員数でランキング入りを果たしているが実際は3大会以上で動員数がその数に達している。

2024年はヨーロッパに注目

 リストに注目すると、AEWとWWEにとって海外での大会は今後のカギになるであろうということを結論付けることが出来る。単刀直入に言うとヨーロッパでの大会開催であり、イギリスで開催された2大会、AEW All InとMoney In the Bankがランキング入りを果たしている。軽視することなく、ランキング外であり動員数も桁違いとなるが、TNAのツアー成功はヨーロッパでの大会開催と、共同興行を行ったRevProとPROGRESSのチケット販売が好調であったことが要因である。

 古い大陸は今まさに熱い市場となっており、2024年はイギリスに留まることはないだろう。AEWは再びイギリスのウェンブリーにて8月25日にAll In大会を開催する予定だ。これはWWEが5月4日Backlash大会をフランスで、8月31日にBash In Berlin大会をドイツで開催することを受けての決定だという。WWEは前述の2大会の他にFriday Night SmackDownを併せて2大会開催する。2024年は始まったばかりであり、これが唯一のヨーロッパで開催される大会の発表ではないだろう。

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