(写真元:CMLL 記事元:superluchas.com 記者:Apolo Valdés)
CMLLは2024年二度目の金曜VIP興行を開催し、メインイベントとして熾烈なライバル関係を築く二人の選手がシングルマッチで感動的な試合を行った。
ドラゴン・ロホJr.に引き連れられてソベラノJr.とテンプラリオが登場。3人の選手はほぼ2年間の抗争真っ只中であり、『リングの将軍』はその中でマスクを失っている。ドラゴン・ロホJr.との争いは完結したものの、ソベラノJr.とテンプラリオの抗争の火種は燃え続けたままだ。
現在、両選手ともルードとして活躍しており、対戦相手を術策に嵌めようという能力を活かして、非常に激しくリング上でぶつかり合った。
試合は独特の結末を迎えることとなった。テンプラリオが1本目を奪うと、第二ラウンドではレフェリーに気づかれることなくソベラノJr.がローブローをお見舞いしピンフォールを奪おうとした。
ところが、ここで状況は一変。テンプラリオのセコンドのケマリートが試合に介入しレフェリーのカウントを妨害。元『青い王子』の注意を惹き自身にヘイトを向けさせたのであった。
テンプラリオはソベラノJr.注意散漫を利用すると、大技を決めてからピンフォールを奪うことに成功し、2本連続奪取でストレート勝ちを収めた。
しかしながら、当然、決着がついたわけではなく、ソベラノJr.は試合で受けた侮辱を許すまじとし、近い将来にリベンジマッチを要求するだろう。
エウフォリアの息子であるソベラノJr.はCMLLの真の問題児となるべくヒールターンを果たしていることはしっかりと覚えておこう。そのことからも、ソベラノJr.がテンプラリオとのマスカラ戦に勝利するまで、彼が落ち着くことはないと思われる。