(写真元:CMLL 記事元:superluchas.com 記者:Apolo Valdés)
オメナヘ・ア・ドス・レジェンダス大会ではナショナルライトヘビー級とCMLL世界ライトヘビー級のタイトル戦が行われた。
まず最初に行われたのは、ナショナルライトヘビー級王座戦であり、現王者のエスフィンヘがサンドカンJr.と対戦。CMLL若手選手の両名は徐々に頭角を現し始めており、将来を有望されている選手だ。
試合は間違いなく激しい一戦となり、両選手がリング上で全力尽くした。当然のようにエスフィンヘはタイトルを防衛すべく、試合開始直後から挑戦者に攻撃を仕掛けたが、サンドカンも強力な攻撃を用いて試合の流れを元に戻すことに成功。
ライバルの大技を受けたエスフィンヘは背中を負傷するが、サンドカンの技と背中の痛みに耐えながらも反撃の手は緩めなかった。
王者は攻撃を仕掛け続け、場外への空中技で両選手は疲労困憊。サンドカンは王者の背中を狙い撃ちするが、エスフィンヘは両足への関節技とスープレックスで反撃し試合に勝利した。
CMLL世界ライトヘビー級新王者はアベルノ
一方で、前述の2名よりは幾分かベテランとなる2名の選手がCMLL世界ライトヘビー級タイトル戦で対戦した。現王者のバルバロ・カベルナリオはアベルノとの防衛戦に臨んだ。
試合は伝統的な形で火ぶたを切り、両選手は関節技の応酬で試合を開始したが、すぐに打撃技にシフトした。
両選手ともルードではあるが、アベルノは試合を支配するための経験を活かし、カベルナリオを場外の柵に投げ飛ばすと、その後はリング上でも攻撃を続けた。
カベルナリオはすぐに同様の方法で、強力な攻撃と小技で反撃。しかし、アベルノは経験を活かしてカベルナリオから脱出すると、そのままリングから追い出して場外への空中技を炸裂させた。
アベルノはエビルウィングを数回決めるが決め手にはならず、アームバーを繰り出すが、カベルナリオはロープを掴み脱出。再びカベルナリオで捉えるが、アベルノもロープに到達。
試合は数分間の間、どちらが勝者となるのか見えない状況が続いた。カベルナリオはピンフォールを奪う機会が数回あったものの、アベルノはライバルのボディプレスを回避すると、カベルナリオを炸裂させてギブアップを奪い、ライトヘビー級の新王者となった。