ルチャリブレ馬鹿は今日もプロテインです

ルチャリブレ、プロレスのスペイン語記事を日本語訳して紹介します。

ラレド・キッドがシルバーキングのリング禍を振り返る

(画像元:Impact Wrestling 記事元:solowrestling.mundodeportivo.com 記者:Zully Angeles)

  • ラレド・キッドはその日、イギリス警察が違法薬物を所持していないか、プロレスラーの持ち物検査を行ったと語った。
  • シルバー・キングは2019年5月11日にロンドンで開催された興行で、試合中に亡くなった。

 2019年5月、ロンドンで開催されたプロレス興行にて試合に出場したシルバー・キングリング禍はメキシカンルチャリブレにそれ以前、それ以後を刻んだ。ラレド・キッドはシルバー・キングと親しく関わり合う機会に恵まれ、自身の経験をラティン・ラバーが運営するポッドキャスト番組『Luchando por tus sueños』にて語り、インタビュー内にて、悲劇的な日とシルバー・キングという偉大な選手が残した遺志を振り返っている。「シルバー・キングは俺が憧れたような人物だった。」と表現した。

 ラレド・キッドは運命的な事故が起こる前夜、イホ・デル・サントを含むルチャドールのグループは集結したもの同士の仲間意識を祝ってピザを食べに外出したという。「特別な一夜だったけど、翌日に3興行連続出場というヘビーな挑戦が待っていたんだ。

 「2興行目、シルバー・キングの様子がおかしいことに気付くまでは順調だったんだ。」当初、複数の選手らはシルバー・キングがわざと攻撃を受けていると思っていたが、すぐにリアクションが無いことに気付いた。「そんな彼を見るのは心が折れたし、誰も応急処置ができなかったんだ。」

 ラレド・キッドは観客の中にパラメディックが数人おり、彼らがリングに上ってシルバー・キングの蘇生を試みたが反応が無かったと語った。観客が退場する一方で、プロレスラーはさらに恐ろしい場面に立ち会うこととなった。というのも、ブルーシートが被せられたシルバー・キングの遺体がリング上に残されたまま、イギリス警察が彼らを取り囲み、違法薬物の使用と所持の検査が行われたという。

 悲劇の後、ラレド・キッドはシルバー・キングが生前、常に口にしていた死ぬときはリングの上でという言葉を思い返したという。最後に、人間の命の儚さ、全ての瞬間を大切に生きることの大切さを思い知ることになった出来事であると付け加えた。「ルチャリブレでは家族、この世界に生きることを理解できる者たちだけでグループを作るのさ。」と締めくくった。

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