(写真・記事元:thegladiatores.com Alfonso Lizarraga)
複数のインディー選手らによるグループが、4月20日メキシコシティの中央広場で、メキシコシティ市長のクラウディア・シェインバウムと、アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領に対し、経済援助を求める集会を行おうとしていた。ルチャリブレの興行が唯一の収入源であるインディー選手にとって、COVID-19の影響で全ての興行がキャンセルされたことは死活問題となっている。
この集会に集まった選手の多くは、大きな会場で行われる興行には出場できない、いわゆるアマチュア選手であり、そういった選手は、プロモーターではなく個人に雇われてパーティーやマーケットなどで開催される小規模な興行に出場し、収入を得ている。
メキシコ国内には、多種多様な社会計画が存在し、このような集会を実施しようとする試みは認められるが、COVID-19の世界的大流行のような不測の事態において集会やデモを行うことはルチャリブレに悪い印象を与えるだけでなく、誰にも好都合なことはない。
そういったことを受け、デモはキャンセルされ、現在はコミッションを通して閉鎖された場所で当局と話し合いを行う方針である。
グループにはファンタスマが統括するメキシコ連邦区ルチャリブレ委員会に所属するプリンシペ・デ・セダ、カニバルジュニアなどが参加している。