ジムに通いだして他人のトレーニングの様子を眺めていて、思ったことが一つありました。それは、フォームを全然意識していなくて、体の反動を利用しながらトレーニングしている人が多いということでした。
「フォームがだらしねぇな・・・。あれじゃせっかくトレーニングしても効率が悪い・・・。」
トレーニング初心者の僕はそんな風に彼らを見ていました。
しかしながら、よくみるとそんな風にトレーニングしている兄貴達の体は歪みないんですよ。インストラクターも何も注意しないですしね。
これは何かあるな、と思ってインターネット上のトレーニング解説サイト等を調べてみたら2つの重要なキーワードを発見しました。それが、チーティングとスキッティングポイントです。
スキッティングポイントとは何か
10回が限度くらいの重量でトレーニングを続けていると、10回に満たないREP数で限界がやってくることがあります。その限界点のことをスキッティングポイントと呼ぶそうです。
これはウェイトトレーニングを行っている者は必ず体験したことがあるのではないでしょうか。ちなみに、このスキッティングポイントが10回未満で現れることがなくなったときが重量を増やす目安になると思います。
チーティングとは何か
チーティングは文字通りチートする、つまりトレーニング中にズルをするということになります。どういったことがズルをするということになるのかというと、身体の反動等を利用することを指します。
体の反動を利用すると、いつもよりもさらに重い重量でトレーニングすることができるようになりますが、本来鍛えるべき部分にかかる負担が軽くなってしまうという弊害がありますので、基本的にチーティングは行わないほうが良いと思います。
チーティングでスキッティングポイントを超える/未知のエリアへ
結論から言うと、僕がジムで見た歪みねぇ兄貴たちは、実はそのスキッティングポイントを超えるためにチーティングしながら既定のREP数に到達するまでトレーニングを行っていたのでした。
スキッティングポイント=限界なわけですから、そこを超えるためにチーティングをしたとしても、トレーニング効率の低下にはならないはずです。
筋肉を肥大化させるために、自分の限界を超えた重量=未知のエリアへ挑戦し続けるその歪みねぇ姿勢は、僕も学ばなければなりません。