（写真元：AEW 記事元：superluchas.com Self High Five）
- WCWの栄枯をその目で見てきたコナンが、現在、最もプロレス界隈で話題の団体に警告。
ポジティブな観点から、WCWは絶対的な力を持つWWEに肩を並べて対抗しようと望むものにとって注視すべき鏡であろう。テッド・ターナー氏が設立したWCWは、その高い基準のメディア戦略で、90年代終わり頃になるとアメリカで最大のプロレス団体であった時期もあった。
エリック・ビショフは既に不動の地位を気付いていたWWFの人気にあやかり、潤沢な資金で、気分転換を望んでいたWWFの所属選手を引き抜いた。当初はそれが上手くいっていたが、遠い将来を見据えず、『Monday Night Wars』が軌道に乗ると、そこからWCWは転落の一途を辿ることとなる。バックステージには過剰なまでのスター選手が揃い、創作チームの安易な決定が続き、若手選手の育成が欠けていたのである。
そして、スタッフも含めて、現在のAEWがWCWと同じ道を辿っている危険性について気付き始めた、決して少なくない人々が注意を呼び掛けているのだ。トニー・カーン氏は、所属選手がスター選手で溢れかえるような事態を望んでおらず、計画に沿った選手との契約を望んでいる。そういった視点から、AEWは恐らく、このAll Outを起点としてこれから先数か月、団体の進路を決定するに違いない。
ブレイ・ワイアットがAEWに合流？
次にAEWに入団する大物選手として候補に挙がっているのがブレイ・ワイアットであると、コナンが『Keepin' It 100 』でコメントしている。また、同氏はAEWがWCWと似たような道を辿りつつあるとして、ポッドキャスト番組の相方であるジョセフ・フィーニーに、次のような見解を語っている。
「恐らく、ブレイ・ワイアットが、既に所属選手でいっぱいになりつつあるAEWのロスターに加わることになる。アレイスター・ブラックがダークなキャラクターであるのに、それではブレイはどこに納まるんだ？でも、もう場所が無いのに、同じタイミングで、もし君がトニー・カーンだとして、ブレイと契約しない理由もないよな？有名な名前を持っていて、良く知られた選手だ。そして沢山のファンも存在している。もし、俺がトニーだったら、やっぱり契約するだろうよ。でも、こんな選手でどんなくそったれなことをしなくちゃならないのかわかっていなくちゃあならない。特に、入団したばかりのブライアン・ダニエルソンや、既に入団しているCMパンクとかだ。」
コナンはその答えとして次のように締めくくっている。
「AEWという場所は、気を付けないとWCWになっちまうぜ。」
Konnan: «Si no tiene cuidado, AEW se convertirá en WCW» | Superluchas
